映画「パティシエさんとお嬢さん」でヒロインを務める俳優の岡本夏美さん。同作は、パティシエの丈士(崎山つばささん)が働く「パティスリー・シュバル」に、毎週金曜日にスイーツを買いにやってくる芙美子(岡本さん)。彼女にとってそれは、1週間働いた自分へのご褒美ですが、名前も知らないパティシエさんに会えることも楽しみの一つでした。ある日、丈士は、気になる彼女の名前を聞き出す策を思い付きますが…同名コミックの映画化です。

 オトナンサー編集部では、岡本さんに単独インタビューを実施。原作の感想や演じる上で意識したことなどを聞きました。

愛するものへの思いを大事に演じる

Q.原作は読まれていますか。

岡本さん(以下敬称略)「頂いて読みました。こんなに柔らかい雰囲気が漂っている作品だったので、原作の温かさやチャーミングさを大事にしました。セリフも原作から取っている部分が多く、声に出したときどうなるのかなと考えながら読みました」

Q.芙美子を演じる上で意識したことはありますか。

岡本「ケーキが好きとかパティシエさんが好きとか、愛するものへの思いを心の中で大事にしながら演じていました。思いを伝えられないところも、思っていないから伝えられないのではなく、どう伝えたらいいか分からないところを大事に演じました。家族もドラマ版を楽しみに見てくれていて、いつもの夏美じゃないって言っていました」

Q.お友達も同じような感想でしょうか。

岡本「そうですね、私の本性を知っている人たちは大分ギャップを感じたみたいです(笑)ファンの方たちも驚かれたみたいです。おとなしくてふわふわした役はあまりやってこなかったので、新鮮に感じてくれて、それを楽しんでくれていたようです」

Q.アクティブなイメージがあります。

岡本「言わない方がいいんじゃないかとか、人の顔色をうかがっていたときもありますが、いいものを作ろうとしているときは対等じゃないとよくないなと思いました。芸能界に入る前の方が目立ちたがり屋で、授業では手を挙げる方でした」

Q.役作りにしたことはありますか。

岡本「地声が低いので声のトーンを上げたり、話し方をゆっくりにしたり、吐息の混じった話し方を意識しました。目線の配り方も凝視するタイプではないので、芙美子ちゃんだったらどんなふうに相手を見るのか考えていました。心の中の感情、好きということに対しての気持ちも膨らませながら演じていました」

Q.劇中一番おいしかったスイーツはどれでしょうか。

岡本「ラストでミルクレープみたいなのが出てきたのですが、それが特に好きでした。もともとミルクレープが好きなので、感動しました。ラストシーンはスイーツがいっぱい出てきて、宝物のような映像だなと思いました」

Q.スイーツはよく食べられますか。

岡本「誕生日みたいなイベントのときくらいですかね。でもコーヒーが好きなので、合わせてミニケーキみたいなのを食べることはあります。フルーツが入っているケーキが好きです」

Q.映画とドラマは同時に撮られていたのでしょうか。

岡本「一緒に撮影していたので、今どっちだっけと確認しながら撮影していました(笑)パティシエさんとの距離感は常に意識しながら演じていました」

Q.現場の雰囲気はいかがでしたか。

岡本「コロナのこともあり大変でした。スタッフさんがたくさんケアしてくださりました。冬設定が多い中、夏場に撮影していたのでヘトヘトになりながら演じていました。スタッフの皆さんは温かい方ばかりで楽しい現場でした。ケーキもきれいに撮るために丁寧に撮影していました」

映画「パティシエさんとお嬢さん」は5月6日から全国公開。