飲み会に行けない母親の“理想の酒場”について描いた漫画「インスタ酒場」がSNS上で話題となっています。「インスタ酒場」という居酒屋風の店ののれんをくぐった女性。「インス大将」に「ママ友と遊ぶ約束をしていたのに子どもが熱で…」と愚痴をこぼし…という内容で、「参加したい」「最高」「夢のようなお店」などの声が上がっています。作者の女性に聞きました。

ミュージシャンのように「急に降りてきた」

 この漫画を描いたのは、主婦のいとよ(ペンネーム)さんです。3人の子育てをする傍ら、インスタグラムで育児漫画を発表しています。

Q.漫画を描き始めたのは、いつごろでしょうか。

いとよさん「長女が1〜2歳の頃、言葉が増えてお話が上手になり、言い間違いやかわいいセリフを1コマで描いて家族や友人に見せていました。それを全部インスタに移行して、全体に公開したのがきっかけです。いろいろな方とやり取りできるのが楽しくて、ちょこちょこ描くようになった感じです」

Q.今回の漫画を描いたきっかけは。

いとよさん「まさに自分の都合のいい願望を妄想で満たすためです(笑)ミュージシャンではないですが急に降りてきました。『この切ない気持ちを表現したい! 話し相手は大将みたいな…ん? インス大将ってのはどうだ? インスタを飲み屋みたいな設定にしたら面白そう。よし、インスタ酒場いってみよかー』というノリです」

Q.とてもユニークな作品ですが、よく妄想をしているのですか。

いとよさん「子どもの頃から、自分で絵本を作ったり、漫画を描いたり、高校生のときは友達と映画を撮ったり、お話を考えるのが好きでした。現在は、実際にあった家族の話をメインに描いていますが、子どもの頃からの妄想癖がたまに出現するのだと思います」

Q.本物の「酒場」に行きたいと思うことはありますか。

いとよさん「お酒は強くないのですが、ワイワイするのが好きなので行きたいですね。最近、子どもを預けて久しぶりに保育園のママ友と夜飲み会をしたのですが、ノンアルでも楽しかったです。期間限定の授乳もいいひとときですが、卒乳後にお酒で乾杯することも楽しみです」

Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。

いとよさん「『こんな酒場があったら常連になる』『参加したい』など、普段子育てに追われて自分の時間がなかなか持てないママさんたちからコメントを頂き、『全国のママさんたち、本当にお疲れさまです』と、戦友のような気持ちになりました」

Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことは。

いとよさん「引き続き、わが家の何でもないような日常や少しの妄想を描いて、子どもが巣立った後の楽しみにしようと思っています。1〜2ページの短い話が多いのですが、出産レポなども描いてみたいです。また、実家の家族がみんな面白いので、幼少期の話なども描きたいなと思っています」