息子の思いやりに感動した出来事を描いた漫画がSNS上で話題となっています。4歳の息子の祖父にあたる実父を亡くして1年が過ぎたある日のこと。息子に「ママのパパ、死んじゃった?」と聞かれた母親が「そうだよ」と答えると、お絵描き中だった息子は…という内容で「優しさに感動」「泣けてきました」「心にしみます」などの声が上がっています。作者の女性に聞きました。

息子の発想と発言に驚いた

 この漫画を描いたのは、イラストレーターを夢見る主婦のぷにまあむ(ペンネーム)さん(30代)です。インスタグラムで4歳の息子「プニ太くん」の育児エッセー漫画を発表しています。

Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからでしょうか。

ぷにまあむさん「2020年3月からです。たまたま見かけた育児漫画がすごく面白くて、私も息子のかわいい言動を漫画にして残してみたいと思い、描き始めました」

Q.今回の漫画を描いたきっかけは。

ぷにまあむさん「プニ太の発想と発言に驚き、そして、とてもうれしかったので忘れないように形に残しておきたいと思ったからです」

Q.プニ太くん自身は、じじが亡くなったことを覚えているのですか。

ぷにまあむさん「プニ太が3歳のとき、がんで入院しているじじのお見舞いに一緒に連れて行っていました。葬儀にも連れて行きました。じじが亡くなってしまい、急に会えなくなることを疑問に思うだろうなと思い、じじが死んでしまったこと、骨になってしまって、もう見ることも会うこともできないことをしっかり伝えました。『会えなくて寂しいね、ママもすごく寂しいよ』と。

旦那には『まだ小さいのに、どうしてはっきり本当のことを伝えるんだ? 早すぎるんじゃないか?』と言われましたが、死んだら、もう誰にも会えないということを知ってほしかったんです。プニ太は落ち着きがない子で、急に走りだしたりするので、死を理解することでそういう行動も直せるようになったらいいなという思いもありました(まだ直っていませんが…)」

Q.じじの顔は、いつも写真などで見ているのでしょうか。

ぷにまあむさん「はい、部屋の見えるところに写真を飾っています」

Q.プニ太くんは「死」について、どのように受け止めていますか。

ぷにまあむさん「私が教えた通り、『誰にも会えなくなること』だと思っているようです」

Q.とても優しいプニ太くんですが、これからどのように成長してほしいですか。

ぷにまあむさん「あいさつや『ごめんなさい』がしっかり言える子になってほしいというのが一番です。欲を言えば、人の気持ちが分かり、気持ちに寄り添える子に育ってほしいです」

Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。

ぷにまあむさん「『優しい子です』『じーんときました』『優しさであふれていますね』『ママが大好きなんですね』『ママに喜んでほしいんですね』『天国のじじも喜んでいますね』など、うれしいお言葉をたくさん頂きました。プニ太の絵を『上手だね』『かわいいね』と褒めてくださる方もいました。ありがたいです」

Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことは。

ぷにまあむさん「育児の悩みや買ってよかった育児グッズなど、今、子育てを頑張るママさんの役に立てそうな情報を載せた漫画にも挑戦したいと思っています。最近、私と旦那とのふざけたやりとりや、私の“素”をさらけ出した日常漫画にも挑戦し始めました。今回の漫画とはまた全然違った仕上がりなので、見ていただけたらとてもうれしいです。

いずれはLINEスタンプやオリジナルグッズ作り、アイコン制作や似顔絵などにも挑戦してみたいです。イラストでお金を稼ぐのが夢です」