息子が自宅でけがをしたときのエピソードを描いた漫画「にぃくんのケガと星田の失敗」がSNS上で話題となっています。ある日、ソファの上で飛び跳ねながらテレビを見ていた3歳(当時)の息子がソファから落ち、口から流血。慌てた母親は「間違った判断かも」と思いながらもとっさに119をコールし…という内容で「気が動転するのは当たり前」「1人だったらめちゃくちゃ焦りますよ」「無事でよかった」などの声が上がっています。作者の女性に聞きました。

普段から、子どものけがや病気に備えを

 この漫画を描いたのは、2児の母で主婦の星田(ペンネーム)さんです。インスタグラムやツイッターで育児漫画などを発表しています。

Q.今回の漫画を描いたきっかけは。

星田さん「恐らく、どの親もいつかは経験してしまう子どもの大きなけがや突然の病気というシチュエーションで、どれだけ平静を保って冷静な判断ができるものか…私は知識や心構えが足りずにそれができなかったので、普段から、そういう事態を想定して備えておくことを心からおすすめしますということを伝えたくて、この漫画を描きました」

Q.大きなけがをしたのはこのときが初めてだったのですか。

星田さん「急いで病院に行かないと…と慌てるほど大きなけがは、これまではしたことがありませんでした」

Q.救急車が来たときの詳しい心境を教えてください。

星田さん「救急車が到着するまでの10分ほどで出血が収まって傷の状態が分かり、『これは大したけがではないかもしれない』と感じていました。なので、救急車を呼んだことは内心後悔していました。でも、『呼んでしまったものはしょうがない! 乗せないと言われたり怒られたりするかもしれないけど、そのときはそのときだ』と覚悟して表に出ました」

Q.その後、緊急時の対応は見直したのでしょうか。

星田さん「どういうけがや症状、状態なら救急車を呼ぶべきかをはっきり知っておこうと思ったので調べました。そして、かかりつけ医の休診日や休診の時間帯にトラブルが起きたときの対応先を表にして(他の病院のリストアップや相談窓口の確認など)、家族で共有できるように張り出しました。最後のリストはフォーマットから私が作成した対応先のリストです」

Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。

星田さん「『同じように軽症で救急車を呼んで後悔したことがある』『子どものけがや病気は焦って当たり前』『救急車を呼んでいればよかったのに、となるよりもずっとマシ』など、後悔している私に共感してくれたり、励ましたりしてくれるコメントをたくさん頂き、とてもありがたかったです。それでも、2度目はないようにと反省する気持ちはこの漫画を描いて再確認できました」