オランダと日本の美容師事情の違いを描いた漫画「オランダの美容師事情」がSNS上で話題となっています。オランダに来て、日本とのさまざまな文化の違いに直面し、中でも「オランダには美容師免許がない」ことに衝撃を受けた女性。技術がないゆえに、とんでもない髪型にされることもある一方で、免許がないおかげで…という内容です。作者の女性に聞きました。

移住直後は自分で髪をカット

 この漫画を描いたのは、ひか(ペンネーム)さんです。絵日記ブロガーとして活動しています。日本人夫婦のオランダでの暮らしをインスタグラムやブログで発表しています。

Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからでしょうか。

ひかさん「漫画は小学生の頃から描いていました。以前は出版社への持ち込みやアシスタントをしていたのですがやめることになり、しばらく漫画から離れていました。結婚後、時間に余裕ができたので、また漫画を描いてみようと思い立ち、描き始めました」

Q.今回の漫画を描いたきっかけは。

ひかさん「新型コロナウイルスによるロックダウンが解除され、やっと日本人美容師さんにきれいにしていただいたことがきっかけです。日系美容院のありがたみから、『そういえば…』と思い出しました」

Q.オランダで初めてカットに行ったときの心境を教えてください。

ひかさん「もし髪型がおかしくなってしまったら、髪が伸びるまで帽子でもかぶって過ごそうと覚悟していきました。まだ現地の言葉も全く話せない状態でしたので、カット中も『とんでもない髪型にされたら!?』という不安でいっぱいでした」

Q.日本人の美容師さんが少なかった頃はどうされていたのですか。

ひかさん「日本人の方から、現地の美容院では思い通りにならないという話は聞いていたので、移住直後は自分で切っていました。中国系オランダ人の美容師を紹介していただいてからは、とても満足する髪型にしてもらっていました」

Q.オランダ人美容師でも、カットが上手な方もいるのでしょうか。

ひかさん「きちんと専門学校を卒業して技術を学んだ方もいますので、人気で有名な方もいらっしゃいます。ただ、免許がなくても店をオープンできるので素人の方もいます。そういう美容院へ行ってしまったら…という意味で漫画も描きました」

Q.オランダでの美容院の選び方を教えてください。

ひかさん「オランダにはさまざまな国籍の方がいます。その国ごとで人気の髪型なども違うと思うので、自分の国に近い美容院を選べば失敗は少ないのではないかと思います」

Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。

ひかさん「やはり、免許がないことに驚いたというコメントを頂きました。現地で実際に美容院へ行った方からは『だからか!』と納得された方もいました(笑)」

Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことは。

ひかさん「現在活動している絵日記ブログの質向上と、もう一本、ブログを開設したいと思っています。そちらは全く違うテーマになってしまうので、現ブログとのバランスがなかなか難しく思案中です。他にもLINEスタンプや絵本、YouTubeチャンネルなどやりたいことはたくさんあります」