近所の八百屋で働く印象的な男性を描いた漫画「最近ときめくお兄さんのハナシ」がSNS上で話題となっています。ビジュアル系のルックスで、計算がやたら速い近所の八百屋のお兄さん。ある日、買い物に行ったのに財布を忘れてしまった女性に掛けた言葉は…という内容で「すてきなお兄さん」「信頼関係がすごい」「私も通っちゃう」などの声が上がっています。作者の女性に聞きました。

元気だけど、ちょっと変わったお兄さん?

 この漫画を描いたのは、会社員のシャケ子(ペンネーム)さん(30代)です。インスタグラムの他、ブログ「インド熊家族」とツイッターでエッセー漫画などを発表しています。

Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからでしょうか。

シャケ子さん「2019年に息子を生んで半年少したった夏、育休中だからこそ『自分のための時間』として何かを始めたくてイラストを描くようになりました。小さな頃は絵を描くのが好きでしたが、大人になってからは趣味でも仕事でも描いていなかったので、新たなチャレンジではありましたが、職場復帰した今でも唯一の趣味になりました」

Q.今回の漫画を描いたきっかけは。

シャケ子さん「印象的な八百屋さんだったので、ネタにしたいなと思いました」

Q.この八百屋さんはどんなお店なのですか。

シャケ子さん「八百屋という名前の通り、スーパーとは違って素朴な陳列と、日によって変わる食材が目に新鮮で、2020年の秋ごろから通うようになりました。週1回程度の利用ですがいつ行ってもにぎわっていて、スタッフは2人しかいません」

Q.他の客はお兄さんをどう思っているのでしょうか。

シャケ子さん「恐らく、『元気だけどちょっと変わった八百屋さんだなあ』と思われていると思います。ぱっと見は人懐っこさはなく、少しぶしつけな印象はありますが『食べたことないんで、おいしいか分かんねえっす!』と正直に言ってしまう潔い回答に、みんな笑ってしまい、特に近所のおじいちゃん、おばあちゃんからかわいがられている印象です。客層はシニア、既婚女性が多めです。私もそんなファンの一人という感じです」

Q.お金を返しに行ったとき、お兄さんはどんな反応でしたか。

シャケ子さん「顔を見たときは覚えていないような感じでした。説明すると『ああ! ども!』という反応で、私もただお金を返すだけでは恥ずかしかったので、ついつい他の物も一緒に買ってしまいました。これが戦略だったのかもしれません…!?」

Q.これをきっかけに、お兄さんと親しくなれたのでしょうか。

シャケ子さん「実は逆に恥ずかしくなって、行く頻度は減りました(乙女心)でも、旬のものがとてもおいしそうに置いてあるので、時々利用しています!」

Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。

シャケ子さん「『このお兄さんが好きになりました!』というコメントが多かったです。ブログ仲間が『このお兄さんシリーズ好き!』と言ってくれたので、また描きたいなあ、でも恥ずかしいなあ、うっかり、この思いが本人に伝わっちゃったら困っちゃうなあ…(自意識過剰)と思いました(笑)」

Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことは。

シャケ子さん「ブログでは既に連載を開始していますが、不妊治療から高齢出産まで、そして、今トライしている2人目不妊について描いていきたいです。私自身が不妊で悩んでいたとき、明るい性格だと思われていたのでなかなか周りに言えず、たくさんのブロガーさんの記事に勇気付けられました。同じように悩んでいる人の気持ちに寄り添えるとうれしいなと思い、描いています。

また、わが家は日印家族なので、今後もインド面白ネタは発信していきたいと思います」