昔住んでいたアパートのお風呂の思い出を描いた漫画「バランス釜」がSNS上で話題となっています。昔、築20年ほどの古いアパート(2DK、家賃4万5000円)に住んでいた女性。その家のお風呂は今では珍しい「バランス釜(バランス型風呂釜)」で、ある夜のこと、玄関から激しいノックの音が聞こえてきて…という内容で「こんなことあるんですね」「お隣さんがいい人でよかった」「すごく分かります」などの声が上がっています。作者の女性に聞きました。

適温で止めるのが難しい…

 この漫画を描いたのは、海原こうめ(ペンネーム)さんです。ブロガーとして活躍中で、2018年に単行本「私が不妊治療をやめたわけ」(イースト・プレス刊)を出版しました。2021年3月30日発売の「本当にあった愉快な話」5月号に実体験の怖い話が掲載予定です。漫画は2016年4月から描き始めました。

Q.今回の漫画を描いたきっかけは。

海原さん「1人暮らしで貧乏時代のハプニングをふと思い出したので、漫画にしてみようと描きました」

Q.漫画の出来事は何年くらい前のことですか。

海原さん「かれこれ20年近く前のことになります」

Q.お風呂を沸かしっぱなしにしてしまったのは、このときが初めてだったのでしょうか。

海原さん「ここまでボッコボコに沸騰させたのはこのときだけでしたが、うっかり高温にしてしまうことは何度かありました。ちょうどいい温度で止めるのがとても難しかったのを覚えています。いつも、お風呂に入るときは水を足してぬるくしていました」

Q.お隣さんが気付くくらい、大きな音がするのですね。

海原さん「はい。古いアパートでしたので多少、壁が薄いというのもあったかもしれませんが、それでも、沸騰して泡が発生するときの音なのか『ボゴオオン! ボゴオオン!』ととても大きな音でした。お隣さんもかなり怖かっただろうと思います。申し訳ないことをしてしまいました…」

Q.お風呂ではありませんが、最近「焦った!」という出来事があれば教えてください。

海原さん「うちの猫が浴槽大好きなので、お風呂を入れようとするとものすごい勢いで走ってくるのですが、最近、浴室のドアに激突してしまいすごく焦りました(今の家はバランス釜ではないので、お風呂は沸騰しないため、猫にも安全です)」

Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。

海原さん「昔住んでいた家がこれだったという方や、身近な人が同じことをやってしまい、熱さで浴室の塗装が剥がれ、お風呂のふたがグニャグニャになったというお話、漫画内の隣人さんと同じ立場で『ピンポン連打して起こしに行きました!』というお話もありました」