息子の1歳半健診での出来事を描いた漫画「人に言えない育児」がSNS上で話題となっています。ある日、息子の1歳半健診で区役所を訪れた母親。健診、歯科検診と順番に終え、面談に臨むと、顔見知りの保健師さんから、「(育児は)ぶっちゃけどう?」と単刀直入に尋ねられ…という内容で「私も人に言えないことだらけ」「保健師さん優しい」「こんなこと言われたら泣いてしまう」などの声が上がっています。作者の女性に聞きました。

すぐに終わると思っていたら…

 この漫画を描いたのは、ぽぽ(ペンネーム)さん(33)です。イラストレーター、ブロガーとして活動しており、インスタグラムやウェブメディア「Ubu+」などで漫画を発表しています。

Q.今回の漫画を描いたきっかけは。

ぽぽさん「私のように『こんな育児をしているのは私だけだよね…』と1人で悩んでいる方に届けたいと思って描きました」

Q.問診票への記入はいつも悩んでいるのでしょうか。

ぽぽさん「正直に記入すると『わざわざ怒られるために行くのか?』『ダメな母親だと申告するために行くのか?』と考えてしまい、いつも悩んでしまいます」

Q.保健師さんと話したときの詳しい心境を教えてください。

ぽぽさん「すぐに終わる面談だと思っていたので、『ぶっちゃけどう?』と聞かれたときは正直驚きました。息子が新生児の頃から担当してくださっている方なので、思いきって心を開いてみました。『問診票の私』ではなく『今の私』を見て、話をしてくださったことがうれしかったです」

Q.この日から、息子さんへの接し方に変化はありましたか。

ぽぽさん「保育園でできていることができなくても、わがままを言う息子を見ても、モヤモヤすることが少なくなりました。わがままやできない理由があるということが分かっただけでも、だいぶ楽になったと思います」

Q.ずっとお世話になっている保健師さんとのことでしたが、いつも、ぽぽさんの本音を引き出してくれるようなやりとりをしてくれるのでしょうか。

ぽぽさん「そうなんです。本音を引き出すのが上手な方なんです。保健師さん自身、男の子2人のママで育児に苦労したとおっしゃっていました。だからこそ、理想ではなく『リアルな育児』をよく理解されているんだと思います」

Q.普段、このような悩みはどなたに相談しているのですか。

ぽぽさん「職場もワーキングマザーが少なく、相談できる人もいないので、育児の相談は主人にすることが多いです。主人に相談できないようなことはSNSで発信して、フォロワーさんとお話しすることが多いです」

Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。

ぽぽさん「多くの方から、『心が軽くなった』『泣きました』などの声を頂きました。中には否定的なコメントもありましたが、『理想の育児ができないときがあったっていい』とこの保健師さんから教えてもらいました」