息子が目の周りを真っ赤にして帰宅した出来事を描いた漫画がSNS上で話題となっています。ある日、児童クラブ後にお迎えに行くと、両目の周りを真っ赤にしていた小学1年生(当時)の息子。理由を聞いても「分からない」「覚えてない」ということで悪い想像をしますが…という内容で「想定外」「発想が斜め上」「トラブルじゃなくてよかった」などの声が上がっています。作者の女性に聞きました。

いかにも息子らしい、いい思い出

 この漫画を描いたのは、共働き主婦のひさこ(ペンネーム)さん(40代)です。インスタグラムでエッセー漫画やイラストを発表しています。

Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからでしょうか。

ひさこさん「インスタグラムに投稿を始めたのは2020年11月ごろです。子どものために絵を描いたり、一緒に描いたりするうちに捨てるのがもったいなくなって、アップし始めたのがきっかけです。育児記録も兼ね、この日々をいつか振り返って笑おう!という思いで漫画を描き始めました」

Q.今回の漫画を描いたきっかけは。

ひさこさん「インパクトの大きい出来事だったので(笑)そのときは心配しましたが、振り返れば、いかにも息子らしく、いい思い出になると思いました」

Q.目の赤い息子さんを最初に見たとき、どんな想像をしましたか。

ひさこさん「大泣きしたのか、けがをしたのかと心配になりました。それにしては不自然な赤みだったので不安をかき立てられました」

Q.息子さんに「分からない」「覚えてない」と言われたときの心境を教えてください。

ひさこさん「私に言いにくい、わりと大きな問題を隠しているのでは…?と胸騒ぎがしました。とんでもない悪さをしたとか、最悪は暴力を伴ういじめとか…」

Q.これまでも、心当たりのないけがをすることはあったのでしょうか。

ひさこさん「けがはしょっちゅうで、本人が理由すら覚えていないこともたびたびありました。ひやりとするようなけがもあるので気が抜けません」

Q.学校に聞いてみる、などの対策は考えましたか。

ひさこさん「まずは仲良しのお友達に聞いてみてから、内容によっては連絡帳を通じて、学校にご相談しようかななんて、もんもんと考えていました」

Q.原因が分かったときのお気持ちは。

ひさこさん「ホッとしました! まだ数年はこんな予想外の行動でけがや事故があるんだろうな〜という未来も見えて、少し頭が痛かったです(笑)」

Q.今後、親の見ていないところでのけがが増えていくと思います。そのときはどのように対処しますか。

ひさこさん「まだ幼く、抱えている問題をなかなか言語化できずに苦しんでいることもあるので、会話の中で、なるべくいろいろ聞き出すようにはしています。難しいですが…。半面、意外にもそれなりに問題解決してくることもあるので、幼児期とは関わり方を少し変えていかなきゃいけないんだなと感じます。問題がさほど大きくないなら、すぐ介入せず、見守る強さが親にも必要なんだなと」

Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。

ひさこさん「子どものやることは予想つかないよね!と妙に納得いただけたり、心配する心情を察して、温かい励ましのお言葉も頂いたりしてちょっと涙しました」

Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことは。

ひさこさん「育児はいつか終わってしまうので、その頃にはイラスト単体で成立するくらいの技量をつけていたいなと思います。インスタグラムでは日常の楽しいことはもちろん、しんどいことも笑いに変換して描いていきたいです」