Xstream46オリジナルドラマ「暴力無双 −サブリミナル・ウォー−」で主演とアクション監督を務める俳優の坂口拓さん。同作は、組織から距離を置いた元暗殺者のナックル(坂口さん)は愛する女性と幸せな日々を過ごしていますが、ある日、一般人として暮らしていたかつての仲間たちが次々と洗脳され、覚醒し、ナックルの周りにも迫ってきます。愛する女性を救うため、ナックルはかつての仲間たちが待ち受ける約束の森へと向かう、アクション作品です。

 オトナンサー編集部では、坂口さんに単独インタビューを実施。オファーの感想やアクションスタイルなどについて聞きました。

メンバー全員集合で断れず…

Q.オファーを受けていかがでしたか。

坂口さん(以下敬称略)「榊英雄監督から、一緒に作品を作りたいとずっと言われていたのですが、ずっとかわし続けていました。今回また誘われて、なんかいい断り方ないかなと思っていて、映画『VERSUS』に出演したメンバー全員を集めて同窓会みたいにできるならいいよと言うと、本当に全員集めてきたので逃げられなくなりました(笑)」

Q.激しい描写が多いですが、満足されましたか。もう少し激しくしたかったですか。

坂口「もう少し欲しかったです。アクションにもう少し予算がかけられたら、もっと面白いことをしたいなと思いました。ただ、みんな中年になっているので、昔みたいに若さで頑張るというより、おじさんが頑張るという感じでした(笑)」

Q.役に足した要素はありますか。

坂口「昔のメンバーがそろったので、当時のセリフを入れたいと思いました。『俺は絶対負けないんだよ』というセリフがあり、言い方を変えて使っています。作品に出たというより、同窓会をしたという感じでした」

Q.殺陣をつけるときに気を付けていることを教えてください。

坂口「本人ができることをすればいいと思っています。大きいリアクションをするシーンはスタントマンを使いますが、立ち回りでは使いたくないと思っています。うまく派手に見せるのがアクション映画の主流ですが、僕はその人の味が出れば下手でもいいと思っています。

俳優さんには『かっこよく撮ってください』とお願いされますが、『ありのまま撮影するので、かっこよく撮れません』とお断りしています。そのままを出すのが僕の撮り方なので。あとはアクション監督として心掛けているのは、役者さんがけがをしないようにすることです」

Q.けがをしないように注意していることはありますか。

坂口「ありません。生傷は絶えないです。18歳から45歳まで毎年1、2度骨折していたのですが、昨年はコロナのおかげで骨を折りませんでした。それが自分にとってうれしいことでした」

Q.一般の人がけがをしないように気を付けるべきことはありますか。

坂口「周りの人に気を配ることです。自転車で歩道からいきなり車道に出たり、歩きスマホも周りが見えなくなるし危ないです。周りに気を使って何かをすることが少ないからだと思います。周りに気を使うことができなくなっているんだと思います。

弟子たちには『強くなりたいなら、人に気を使えるように、周りに気を使えるようになりなさい』と言っています。『気を使えるところから、武術って強くなるんだよ、気を使えない人で強い人はいないんだよ』と教えています。

師匠のために気を使うのではなく、周りの人に気を使ってほしいと思います。人に気を使えなくて強くなれる人はいません。無神経な人ほど弱いですから」

Q.アクションがない作品に出られる予定はありますか。

坂口「ドラマ『七人の秘書』はアクションがない役でオファーを受けたのですが、結局、ありました。アクションも入れましょうとなったとき、僕のアクション見たさにスタッフが集まって、モニタールームに人だかりができていました。いつか体が動かなくなったり、おじいちゃんになったりしたら、アクションのない役を演じると思います。いい感じの深みのある人間になっていると思います(笑)」

 ドラマ「暴力無双 −サブリミナル・ウォー−」は配信中。