長女がかわいくないと感じたときの出来事を描いた漫画「上の子かわいくない症候群!?」がSNS上で話題となっています。次女を妊娠中、「上の子かわいくない症候群」というワードを見ても、自分には無関係だと思っていた女性。次女が生まれてしばらくは長女優先で過ごしていましたが、次女が動き回るようになると事態は一変して…という内容です。作者の女性に聞きました。

久しぶりにつないだ長女の手が小さくて…

 この漫画を描いたのは、イラストレーターとして活動しているdemi(ペンネーム)さん(33歳)です。インスタグラムで育児漫画やイラストを発信しています。

Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからでしょうか。

demiさん「2017年に、長女を出産してから始めた育児日記に描いたイラストをインスタグラムにアップしました。でも、イラストを写真に撮ってアップするのがだんだんおっくうになってしまい、続きませんでした。その後、今度はスマホで描いてみようと思い立ち、2020年からデジタルで漫画を描いて、またアップし始めました」

Q.今回の漫画を描いたきっかけは。

demiさん「このときの複雑な心境や新たな発見を描き留めておこうと思ったのがきっかけです。『上の子かわいくない症候群』というワードをネットで初めて見たときはすごく衝撃的で、自分には絶対関係ないと思っていました。でも、いざ同じ状況になったら、自分もこの症候群に陥ってしまって…そのときの気持ちを漫画にしました」

Q.次女さんが動き回るようになってから、特に大変だったのはいつですか。

demiさん「次女が1人で動き回るようになり、四六時中、目も手も離せなくなったときが一番大変でした。次女優先になってしまい、急に遊んでもらえなくなった長女はヤキモチを焼いてイライラグズグズ…私も寝不足やら、疲れやらでそんな長女にイライラ…と、まさに『上の子かわいくない症候群』の真っ最中だったと思います」

Q.長女さんの手の小ささに気付いたときの詳しい心境を教えてください。

demiさん「久しぶりにつないだ長女の手はとても小さくて、『こんなに小さかったっけ』と驚いたのと同時に『この子もまだ小さくて、かわいい盛りだったんだ』と、長女をいとおしく思う気持ちが込み上げてきたのを覚えています。『せっかくのこのかわいい瞬間を逃したらもったいないぞ、すぐに大きくなっちゃうぞ』と急に焦りました(笑)」

Q.demiさんと長女さんの2人で出かけたのは久しぶりだったのでしょうか。

demiさん「次女が生まれてから、長女の習い事や外遊びなどは主人にお任せしていたので、2人で出かけたのは久しぶりでした。このことがきっかけになり、次女を主人に任せて、長女と2人で出かける時間を取るように心がけています」

Q.今後、2人のお子さんに対して気を付けていきたいと思うことはありますか。

demiさん「愛情の偏りを感じて寂しい思いをしないよう、平等に愛情を注いでいきたいと思っています。今も、長女が幼稚園に行っている間は次女をたっぷりかわいがって、寝る前などには長女に『今日もかわいいね!』『今日も○○してくれてありがとう』といったことをこっそり伝えて特別感を演出するようにしています」

Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。

demiさん「漫画を読んだ友人から、『うちも上の子とちゃんと向き合ってあげなきゃな?』という感想や、『うちは逆に下に手がかかりすぎて、下の子の方がかわいく思えていないかも』などの感想がありました。いろいろな立場からの意見を聞くことができました」

Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことは。

demiさん「まずはイラストレーターとして活躍できるように頑張っていきたいです。また、子どもの頃からの夢だった絵本作家を目指したいと思っています。自分には無理だと何度も諦めていましたが、子育てを通して学んだことを生かしながら、夢を諦めずに日々精進していきたいです」