子どもの理解力に助けられた出来事を描いた漫画「説明だいじ!」がSNS上で話題となっています。RSウイルス感染症と診断された3歳の娘。小児科に連れて行くとお医者さんが、せきが出る理由を分かりやすく説明してくれますが、帰宅後、せきに苦しむ娘が言ったことは…という内容で「頭いい」「すごいですね」などの声が上がっています。作者の女性に聞きました。

大人の言葉でまくし立てる育児

 この漫画を描いたのは、主婦のニコ(ペンネーム)さんです。インスタグラムやブログ「イントラだって母だもの。」で育児漫画を発表しています。

Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからでしょうか。

ニコさん「妊娠中の安定期に入った頃、一生に1度と考えていた妊娠出産を記録しておこうと思い、ブログで4コマ漫画を描き始めました。娘が2歳半になってからは、インスタグラムに拠点を移しました」

Q.今回の漫画を描いたきっかけは。

ニコさん「娘がRSウイルス感染症にかかった際、小児科の先生が模型を使って、とても丁寧に症状を説明してくださったことが印象深かったからです」

Q.娘さんはいつも、大人の話をしっかりと聞けるタイプなのですか。

ニコさん「はい。今まで、私が“何事においても半分くらいは大人の言葉で理屈をまくし立てる”という、とてもくどい育児をしてきたので、その成果が出ているのかなと感じています。今では率先して、物事の理由(理屈?)を知りたがります。細かく説明すればするほど理由が分かるからか、たとえ嫌なことでも行動に移せるようになりました」

Q.理屈を理解し、納得して行動できるようになったのは、いつごろからでしょうか。

ニコさん「2歳後半あたりから、急速に理解力が上がっていったと感じています。それまではイヤイヤもあり、完全に聞き流されているなーと思いつつ、いつか届くだろうと一方的にしゃべっていました。私は相手の反応にかかわらず、しゃべるのが好きなので、苦にはなりませんでした(笑)」

Q.娘さんが先生の説明をしっかり理解していたと分かったとき、どう思いましたか。

ニコさん「私のやってきたことが無駄ではなかったなと思いました。RSウイルス感染症はとても不機嫌になると耳にしていたので、その不機嫌度合いが低かったことに救われました」

Q.他にも、同様のエピソードがあったら教えてください。

ニコさん「新年にたこあげをした際、『たこが遠くに飛んでいっちゃいそうで怖い』とおびえて、泣いたことがありました。私が、たこ糸でつながっているから飛んでいかないこと、たこ糸はとても丈夫であることなどを根気よく説明したところ、最終的には1人で高々と、たこをあげられるようになりました。

また、『おいしくないい』と残した食べ物について、これがいかに体にいいか、残すことで私がいかにがっかりするか(笑)を説明したら、食べてくれたこともあります」

Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。

ニコさん「『ニコゴリさん(娘)天才!』と言っていただけました。私もそう思いました(笑)実は、この小児科の先生はたびたび漫画に登場していまして、読者の方からは『これだけ説明してもらえると安心ですね』など好意的な感想を頂きます。近くにいい先生がいてありがたいです」

Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことは。

ニコさん「現在、夫との意見のすれ違いを書いた『#夫の自然派志向に振り回される嫁の話』というエッセーを連載しています。この延長で、健康的な食事とはどんなものか、理想的な運動習慣とはどのようなものかなどを発信していきたいと考えています」