映画「光を追いかけて」で主演を務める俳優の中川翼さんと女優の長澤樹さん。同作は、秋田県に引っ越してきた中学2年生の彰(中川さん)は転校先になじめず、憂鬱(ゆううつ)な日々を過ごしています。ある日、空に浮かぶ謎の光を追いかけ、水田のミステリーサークルにたどり着いた彼は、不登校のクラスメート・真希(長澤さん)と出会い、秘密を共有した彰と真希は徐々に距離を縮めていく…思春期の少年少女たちの葛藤と再生を描いたヒューマンドラマです。

 オトナンサー編集部では、中川さん、長澤さんに単独インタビューを実施。台本の感想や役作りなどについて聞きました。

秋田での撮影、全てが新しい発見

Q.台本の感想をお願いします。

中川さん(以下敬称略)「SF要素のある作品に出たいと思っていたので、台本にUFOが出てきてワクワクしました。ちょっと恋愛要素もあるし、青春や学園生活、アクションもあり、すごく盛りだくさんな台本だと思いました」

長澤さん(同)「台本を読んで、真希ちゃんとは全然違うと思いました。性格も違うし、感情の出し方も違います。長い期間、現場にいるのも初めてだったので、できるかなと思いました。秋田に行くと不安はなくなり、それまでが不安だらけでした」

Q.役と似ているところや共感できるところはありましたか。 

中川「人見知りなところや、学園生活になじめないところは共通しています」

長澤「真逆だと思っていましたが、演じていくと、素直に感情を出すところは似ていると思いました。思っていることはたくさんあるし、言えないこともたくさんありますが、感情を出すときにうそはないところは似ています」

Q.役作りにしたことはありますか。

中川「成田洋一監督から、中川翼のまま演じてほしいと言われ、そんなことを言われたのは初めてだったので考えました。役作りというより、自分らしくを大切にしながら演じました」

長澤「役作りがどうこうというよりは、真希ちゃんを理解するというところに時間をかけました。絶対に真希ちゃんから逃げてはだめだと思いました。全力で向き合ってあげることが役作りかなと思いました」

Q.秋田の撮影はいかがでしたか。

中川「知らない場所だからこそ、全部が新しい発見でした。宝探しみたいで楽しかったです」

長澤「楽しかったです。普段はインドア派なので、家族で旅行したり、長期でどこかに泊まったりすることがあまりありません。秋田に行くのは初めてだったし、知らない場所でいろいろなことが経験できてよかったです」

Q.今回、一番の挑戦を教えてください。

中川「初主演ですし、劇中ではいろいろな方に関わっていくので、皆さんとコミュニケーションを取るように心掛けました」

長澤「民謡を歌ったことです。1カ月くらい練習期間がありましたが、とにかく、肺活量がもたなくて、最後まで伸ばせませんでした。練習中に酸欠気味になって倒れかけたこともありますが、本番は屋根の上で歌うので、倒れると落ちて命に関わると思って、絶対に倒れられませんでした(笑)」

Q.演じてみたい役はありますか。

中川「これまで、ミステリアスな役が多かったので、クラスのお調子者みたいなコミカルな役を演じたいです」

長澤「演じたことがない役は全部演じてみたいです。演じたことのある役でも、普段できないことが作品の中ではできるので楽しいです」

 映画「光を追いかけて」は全国公開中。