顧客の反応可視化ツールを提供するスパコロ(東京都港区)が、喫茶店チェーン「コメダ珈琲店」の利用実態の調査結果を発表。店舗の利用経験率や、利用者が想起する“競合店”についての実態と意識が見える結果となっています。

「フードメニュー」「モーニング」に高いニーズ

 調査は、東京都在住の15〜69歳を対象に、インターネットリサーチで実施。5461人から回答を得たものです。

 まず、コメダ珈琲店の浸透状況について見てみると、認知率は78.8%、利用経験率は55.7%、現在利用率は26.1%、そして月1回以上利用する人が6.3%という結果に。つまり、認知者の7割がトライアルし、利用経験者の5割近くが現在も継続利用、そのうち2割が月に1回以上利用することが分かります。

「利用目的」については、コメダ珈琲店と、競合ブランドである「スターバックス」「ドトールコーヒー」について、1年以内利用者の回答を比較したところ、上位から「リラックス/息抜きの場として利用するため」(50.0%)、「休憩時間に利用するため」(41.5%)、「お店のドリンクメニューを楽しむため」(39.0%)と続いており、サードプレイスとしての利用が主な利用目的となっていることが分かる結果となっています。

 なお、競合ブランドと比べて、コメダ珈琲店にプラスの差が出た点としては、「友人やグループでの会話のため」「お店のフードメニューを楽しむため」「ちょっとした集まり・会合のため」「モーニングを利用するため」があり、他ブランドよりもこうしたニーズの高さがうかがえます。

 また、「コメダ珈琲店に代わって選んだり、コメダ珈琲店とどちらを利用するか迷うブランド・お店はありますか?」という質問に対して、「ある」と回答した人の合計は、コメダ珈琲店の1年以内利用顧客のうち65.7%でした。これに対し、「ほとんどない」と回答した人の割合は34.3%。1年以内利用顧客の3人に1人は、他のブランドと比較することなくコメダ珈琲店を選んでおり、ブランドロイヤルティーの高い顧客が多くいることが分かります。

 比較対象として想起されるブランド・お店では、上位にコーヒーチェーンやハンバーガーチェーンが多くランクインしており、コメダ珈琲店の利用目的にもあったようなサードプレイスとしての利用が想定されるブランド・お店が競合の対象として見られていることが推察されます。

 調査結果について同社は、「コメダユーザーが競合のブランド・お店を利用するときの理由として目立った項目では『商品の量』『混雑状況』が挙がっており、コメダのベネフィットと定着しつつあるボリューム感のあるメニューやゆっくり時間が過ごせる半面、混雑しやすい環境が顧客の離脱要因の一つとなっていることが分かった」とコメントしています。