間もなく始まる10連休。休みが増えて子どもたちは大喜び…と思いきや、授業時間確保のために夏休みを短縮する地域もあり、嘆きの声が上がっているようです。SNS上では「10連休でも夏休み短縮されるからうれしくない」「10連休で浮かれてた息子、夏休みと冬休みが短縮されてぼうぜん自失」などの声や、8月下旬に2学期が始まることを受けて「登校時間には既に暑い時期」「熱中症が心配」などの声も上がっています。夏休みを短縮する市教委に聞きました。

熊本市は実質5日間の短縮

 熊本市教委指導課の担当者に聞きました。

Q.10連休による授業時間数不足を補うため、小中学校の夏休みを短縮するというのは本当ですか。

担当者「はい。昨年度の夏休みは7月22日から8月31日まででしたが、本年度は7月22日から8月25日までとなります。8月31日が土曜日なので、実質的には、5日間の短縮です。これは10連休を受けた本年度のみの対応です」

Q.昨年8月、記録的猛暑を受けて文科省が「夏休み延長の検討」を要請しましたが、熊本市ではどう対応しましたか。今年の対応は。

担当者「熊本市では、全小中学校にクーラーが入っていますので、昨夏も夏休みは通常通りの対応としました。今年のことは、まだ何とも言えません」

Q.夏休みを楽しみにしている子どもも多いと思いますが、反対の声はなかったのでしょうか。

担当者「今のところ、市教委にそのような声は届いていません」

 次に、京都市教委学校指導課に聞きました。

Q.10連休による授業時間数不足を補うため、小中学校の夏休みを短縮するというのは本当ですか。

担当者「例年と比べ、小学校は夏休みを1日、冬休みを3日短くしました。中学校は冬休みを2日、年度末の休みを2日短くしました。年間205日という授業日数を確保する規則になっており、今回の大型連休などで200日しか確保できないため、5日分を何とか振り替えようと校長会などと話し合いをして、4日分を確保しました。

それでも1日少ないのですが、205日という授業日数は、学校行事も想定してゆとりを持って設定しています。マネジメントで工夫をお願いします、ということにしています。本年度限りです」

Q.中学校で夏休みを短くしない理由は。

担当者「中学校の夏休みは、7月22日から8月22日です。夏は部活動の全国大会があり、その前に京都市内、京都府内の大会があるので、夏休みの開始をこれ以上遅らせるのは難しいのです。終わりを早めるのも、これ以上早めるとお盆が明けてすぐに2学期ということになってしまうので、無理がありました」

Q.昨年8月、文科省が「夏休み延長の検討」を要請しましたが、京都市ではどう対応しましたか。

担当者「全小中学校の普通教室に冷房を導入していますので、特段支障はありませんでした」

Q.休み短縮への反対の声は。

担当者「特にありません」

 10連休は学校行事にも影響しており、今年限りの措置として、遠足を中止にした小学校や1学期の中間テストをやめた中学校もあるそうです。遠足中止についてSNS上では「子どもたちの楽しみな行事を奪われてしまいました」という声もありました。