エコノミークラスでフライトを購入した後でも、意外と安く簡単にオンライン上でビジネスクラスやプレミアムエコノミークラスにアップグレードする方法があります。今回は、ニューヨーク州弁護士の徳永怜一さんに、実際に利用したことがあるいくつかの方法について伺いました。この方法は意外と知られていないので要チェックです。

ビジネスクラスはこんなメリットがある

 ビジネスクラスには多くのメリットがあります。「空港の専用チェックインカウンター」「預入荷物の重さや個数がフレキシブル」「ビジネスクラスラウンジが使える」「ぜいたくな機内食と豊富なセレクションのドリンク」「快適性を追求した座席」などが挙げられます。上質な機内サービスを受けるにはビジネスクラスは必須ともいえます。そこで、徳永さんが提案するのはアップグレード入札というもの。どのような方法でしょうか。

「エコノミークラスをビジネスクラスにアップグレードする方法は以下の2つです。

(1)アップグレードオファーのメールから入札

(2)航空会社の公式サイトで手続きをする

私のお勧めは、『アップグレードオファーのメールから入札』です。エコノミークラスで予約すると、航空会社からメールが届き、エコノミークラスからビジネスクラスへアップグレードをしませんか、と聞かれることがあります」(徳永さん)

「ここですぐにアップグレードをしたくなってしまうのですが、このメールの後にさらにお買い得な案内が来るケースもあるので1週間ほど様子を見ましょう。1週間ほど何もしなければ、運が良い場合、『ディスカウントするからアップグレードしませんか』とオファーメールが届くことがあります。航空会社によっては、公式サイトに自ら行って手続きをする必要があります」

<アップグレード入札の仕組みと方法>

「入札金額は自分で決め、支払いが発生するのは落札成功時だけです。入札価格が高いほどアップグレードのチャンスが手に入る、いわゆる『オークション入札』の仕組みです。入札してもアップグレードされなければエコノミーのままで、特に費用はかからないので心配は要りません」

「入札はオンラインで、フライト路線ごとに好きな金額を入れて入札できます。航空会社によっては面白いシステムがあります。それは、入札成功の可能性を示すメーターです。オファー額によってこのメーターが動き、赤い部分だとアップグレードの可能性が低く、緑になるほど可能性が上がるという仕組みです」

 入札者はこれを見ながら入札を楽しむことができます。

「私は以前、マレーシア航空のクアラルンプール−成田間フライトで入札し、2万6210円のオファーではアップグレードされませんでした。メーターの色はオレンジでしたので、もともと可能性が低かったようです。アップグレードされなかった場合もメールで通知が届くので分かります」

「晴れて落札成功してアップグレードされたら、おめでとうメールが届きます。落札結果は一般的に、出発の1〜3日前に通知されます。支払いはクレジットカードなので、あとは当日空港でチェックインするときに、ビジネスクラスのカウンターに行くだけです」

アップグレード入札の注意点

 アップグレード入札には、いくつかの注意点があるようです。

「ビジネスクラスの相場を知っておくことです。高すぎる金額を入札しないように。入札できる期間は決まっているので要チェックです。購入したフライトと座席がアップグレード対象であることが条件なので、詳細は公式サイトで確認した方がよいでしょう」

「クレジットカードの請求が海外の航空会社からなので、セキュリティー強化のため決済が一度で通らないことがあります。決済が通らない場合、航空会社から『決済ができませんでした』というメールが届きます。同時に、クレジットカード会社からもメールが届きますので、連絡して決済を承認してください」

 こうしたアップグレード入札を利用することで、通常の料金より安く、夢のビジネスクラスを手に入れることができるかもしれません。“意識高い系”のエグゼクティブを気取りたい方はこの機会に知っておきたい情報です。