新鮮な野菜を“マルシェ”で買おう! マルシェという言葉をよく耳にするが、その意味はフランス語で“市場”を指す。今でも、石川県の輪島や千葉県の勝浦など有名な朝市があるが、それと同じように、生産者である農家に人たちから直接、野菜などの農産品を買うことができる“マルシェ”が、東京の勝どきと横浜のみなとみらいに隣接した横浜北仲地区で昨年から定期的に開催されている。農家直送の新鮮な野菜を買いたい人は、ぜひ、のぞいてみよう!

 勝どきで開催されるのは「太陽のマルシェ」。毎月第2土曜日、日曜日に地下鉄大江戸線勝どき駅そばの月島第二児童公園で行われる。野菜やフルーツなど全国各地の名産品のほか、イタリアワインをはじめインポート品を扱うブースがおよそ100並び、1日あたり約8000人が訪れるという。一方、横浜の方は、馬車道そばの北仲通北第二公園で毎月第3土曜日、日曜日に開催される「Yokohama Kitanaka Marche」で、こちらは約70ブース、1日約5000人が来場し、訪れた人は、思い思いに野菜などの農産品、加工品を買っていく。

19149161_1496359203780617_3181106653308867901_n マルシェを運営している代官山ワークス(東京)は、生産者と消費者が直接出会える場をつくることで、消費者は生産者本人から食べ物の話(バックストーリー)を聞き、生産者は消費者の声を生産にいかし、もっとおいしいものをつくろうと生産意欲を高める、とマルシェの意義を説いている。実際に、北仲マルシェを訪れてみたが、販売している農家の人と観光客らしき人が和気あいあい…。生産者とコミュニケーションを取りながら野菜を買うのは、とても楽しげな様子だ。

 代官山ワークス事務局長の佐藤絵理香さんは「定期的にマルシェを開催することは地域の活性化にもつながる。たとえば、横浜の北仲地区は、みなとみらいと馬車道周辺の間にエアポケットのように位置しているが、マルシェを開催することで人の流れも変わり、地元の人だけではなく、観光客も訪れる」と話す。

19148889_1496358883780649_194583189675139300_n では、実際に出店している農家から話を聞いてみると…。「さまざまな業種の方に出会えるほか、消費者とも直接話するできるのがうれしい。毎回、新鮮な気持ちで参加している」と語るのは牛玖農園7代目の牛玖裕和さんだ。同農園は無農薬栽培や減農薬栽培を取り入れている千葉県佐倉市の農家で、2つのマルシェに出店している。それまで米中心だったのが、マルシェに参加するようになって多品目の野菜作りに挑戦する良いきっかけになったという。

19149065_1496359093780628_8265297221363025526_n 「こんな野菜が食べたい」──そう農家の人にぶつけてみれば、その希望が叶うかも。マルシェの試みは、日本の農業が変わる大きな一歩になりそうな感じだ。なお、次回の開催日は以下の通り。

「太陽のマルシェ」(月島第二児童公園)──7月8日、7月9日。
「横浜北仲マルシェ」(北仲通北第二公園)──7月15日、7月16日。