米・ワシントンDCのオフィスビルで、セキュリティー・ロボットが“入水自殺”するという事件があった。AIを搭載した同じ型のロボットは、昨年夏にもシリコンバレーにあるショッピングセンターで、16か月の赤ちゃんを押し倒し、足の上に乗って走り去りケガをさせるという事件を起こしている。

 ワシントンポスト紙などによると、“自殺”したのは、Knightscopeの「K5」という名前のロボットで、『スター・ウォーズ』のドロイド、R2ーD2に似ていると話題の、身長152センチ、体重136キロのロボット。周辺の犯罪防止のためのパトロールを任務にしていた。ところが月曜の午後、ビルの前にある噴水の池の水に自ら入り「自殺」。これを撮影した写真がSNSにアップされ、自殺を意味するスーイサイド(suicide)ならぬ「ロボサイド(robocide)だ」「セキュリティーの仕事はストレスが多いんだ」などと話題になっている。

 ロボットを製作したナイトスコープ社は、「原因は調査中だが、これは特殊な事例」としているが、同型のK5ロボットは昨年、シリコンバレーのショッピングセンターで、同じようにパトロールの任務中、近くにいた幼児にぶつかった後に足の上に乗ってその場を去るという事件を起こしている。

 アメリカ国外でも、この”入水自殺“は大きく報じられ、フランスの新聞は、スペースXのCEOイーロン・マスク氏が「ロボットが本当に人を殺すという事件が起きるまで、みんなその危険性を信じない。AIは、我々の文明が直面する最も大きなリスクだ」という言葉を引用している。