夏のコンビニ弁当いち押しは、やはり冷やし中華。食欲が衰えがちになるこの季節、ツルっとしたのど越しと掛け汁の酸味が好まれる。

 もちろん冷やし中華以外にもコンビニにはたくさんの種類のお弁当が並ぶ。オフィス街ではお弁当の出前販売も盛んだし、主要駅では駅弁が飛ぶように売れている。お弁当の“消費文化”はすっかり日本に根付いている。では“作る文化”はどうだろうか。

 手作りお弁当はお店のものとは一味も二味も違った味わいがある。「愛情弁当」の言葉があるように、食べる時は作ってくれた人の顔が浮かぶ。感謝の気持ちも自然にはぐくまれる。お弁当を作る文化のほうもぜひ残していきたい。

 そんな思いを込め、小学生にお弁当作りを体験してもらう催し「ひとりでお弁当をつくろう!」が7月26日、東京都内の東京ガス スタジオ プラスジー ギンザで開かれた。小学生21人が参加し、ドキドキしながらお弁当作りに初挑戦した。

 お弁当のおかずは、赤堀料理学園校長の赤堀博美さんが調理指導する本格的なメニュー。豚肉とリンゴのカレーピラフに鶏肉と夏野菜のグリル、チーズ玉子焼きなど色合いも考えたメニュー5品だ。

 初対面の子どもたちは最初は戸惑い気味に調理を始めたが、包丁を握って食材を刻んだり、焼いたりして、一つ一つの行程をこなすうちに打ち解けていった。最後は満面の笑みでおかずをお弁当箱に詰め、出来映えに満足した様子。完成したお弁当は、付き添いの保護者にも見てもらい、試食もしてもらった。いつもとは逆に、保護者から「おいしい」とほめられ、感謝される喜びも味わった。

 参加した小学4年の男児は「おかずを詰めることが楽しかったし、お弁当もおいしかった」と初のお弁当作りを楽しんでいた。