最終回の今回は、“赤毛のアンのふるさと”ともいわれる、カナダ・プリンスエドワード島(PEI)のおすすめグッズや店を案内したい。旅行では、行く場所と並んで大事なのが、やっぱり食事。四方を海に囲まれているPEIは、なんといっても魚介類がおいしい。ムール貝も名物だが、PEIを訪れたならロブスターがマストだ。レストランでロブスターをメイン料理として食べるのもいい。でも、ちょっとジモティー気分を味わいたいなら、RICHARD’sのロブスターロールを食べに行こう。RICHARD’sはロブスター漁の埠頭であるCoveheadに位置し、店の横にはロブスターを捕るための専用カゴが大量に山積みされている。ロブスターロールはアメリカのボストンなどでも人気だが、RICHARD’sのロブスターロールはとにかく中に入っているロブスターの量が多い。一見小ぶりながら、十分ロブスターを食べ尽くした満足感が味わえる。昼どきに行くなら、長蛇の列を覚悟しよう。

 せっかくの旅行だから、お土産も買って帰りたい。PEIでは、シーグラス(sea glass)で作られたアクセサリーや、海をモチーフにした雑貨などが手に入る。しかし、ほかではなかなかない物を買いたかったら「The Great Canadian Soap Co.」なんてどうだろう? The Great Canadian Soap Co.では、ヤギのミルクを原料としたせっけんや化粧品などを販売している。アンの家「グリーン・ゲーブルズ」に近い支店のほか、Brackleyには本店があり品ぞろえが豊富だ。

 PEIは、どこに行ってもB&Bの宿に出会えるといってもいいほど、観光客向けの宿泊施設が多い。移動行程に合わせて、各エリアの宿を押さえるのも無難だが、「グリーン・ゲーブルズ」を訪れる予定ならおすすめしたいのが「Cavendish Breeze Inn」。日本人のKayoさんが旦那さんと一緒に経営していて、朝ご飯がおいしいことで評判だ。立地は、グリーン・ゲーブルズから徒歩で約5分ととても便利。そして昼ごはん用として、Kayoさんお手製の「おにぎり弁当」を頼むことができるのも日本人にはうれしい。外食が続くとちょっと胃が疲れることがあるが、そんな時に食べる梅干しや高菜は格別だ。

 カナダは今年、建国150周年を記念して、すべての国立公園の入場料を無料にしている。アンの家がある「グリーン・ゲイブルズ・ヘリテージ・プレイス」も、本来なら入場料がかかる場所だが、今年中に行けば無料となりお得だ。そしてなんといっても、PEIにはそれだけで満喫できる自然が島全体に広がっている。『赤毛のアン』には興味がない人にも、カナダに来たらPEIまで足を延ばすことを強くおすすめしたい。