新型コロナの影響もあり2カ月遅れでスタートした、NHK連続テレビ小説「おちょやん」。先月末からは後半に突入し、主人公・千代の山あり谷ありの半生が色濃く描かれている。そこでオーヴォ編集部は本作「前半で好きな登場人物は?」というアンケートを行ってみた。

 調査はJ:COMの投票機能を使って3月8〜15日に実施し、男女342人から回答を得た(コア層35〜49歳)。 1位は杉咲花が演じる喜劇女優の「竹井千代」(27%)。9歳から女中奉公に出され、のちに芝居の世界に飛び込んだ千代。立ちはだかる苦難を乗り越えていく姿に勇気をもらったという人は多いかもしれない。流ちょう暢な関西弁を使った演技が好評の杉咲は、映画『トイレのピエタ』 (2016) 、『湯を沸かすほどの熱い愛』(2016)で数々の映画賞を受賞しキャリアを積んできた実力派だ。

 2位は篠原涼子が演じる「岡田シズ」(16%)。千代(杉咲)の奉公先の女将のシズは厳しくも千代を我が子のように温かく見守る母親的な存在。シズを演じる篠原と言えば、ドラマ「愛を乞うひと」(2017)や、映画『今日も嫌がらせ弁当』(2019)などでの母役で見せた演技も、見るものに深い印象を残した。

 以下、3位「山村千鳥/若村麻由美」(13%)、4位「天海一平/成田凌」(11%)、5位「須賀廼家千之助/星田英利」(9%)、6位「竹井テルヲ/トータス松本」(7%)、7位「高峰ルリ子/明日海りお」(6%)、8位「岡田みつえ/東野絢香」(5%)、9位「小暮真治/若葉竜也」(4%)、10位「竹井ヨシヲ/倉悠貴」(3%)という結果となった。

 前半の京都編は鶴亀撮影所の小暮(若葉) 助監督との恋も描かれるなど、朝ドラらしくほのぼのと楽しむことができた。58回からの後半がスタートしてからは、生き別れになっていた弟・竹井ヨシヲ(倉)が反社会勢力の一員となって登場し、劇場に放火(未遂)するなど竹井家のネガティブな部分が多く描かれた。今週(第15週)からは父・テルヲ(トータス松本)が再登場して波乱の幕開けとなり、トータス松本の名演は朝から涙を誘った。一方で、酒や博打に溺れた、朝ドラ史上最低な父親像には、見ていて気が滅入るとネット上では賛否が別れたようだ。

 これから登場する俳優や新キャストも楽しみだが、今後は戦争などの社会背景も影響し、さらに千代の半生は波乱万丈に。明るく力強く生きる千代の姿は、コロナ禍で暗いニュースが続く生活に、生き抜くヒントや元気を与えてくれるに違いない。