ツムラ(東京都港区)は10〜40代の女性を対象に月経前症候群(PMS)に関する調査結果をこのほど発表した。

 調査は7月29日〜8月2日にインターネットで行い、最初に全国の10〜40代の男女5000人に対し、日常生活で感じる体の不調を複数回答で尋ねた。その結果、「寝不足の時」が男性47・7%、女性60・4%、「ストレスやプレッシャーを感じるとき」が男性45・0%、女性52・9%、「生理前」が女性48・3%だった。

 回答者の中から「生理前に不調がある」と答えた10〜40代の女性を年代別に200人ずつ、計800人を抽出し、回答を集計した。10代は15〜19歳が対象。

 PMSは、生理前の1〜7日ごろ、眠気や頭痛、イライラ感、不安感などが主な症状として現れる。

 PMSの程度について尋ねると、50・9%が「重い」と回答。症状がひどくなるシーンは複数回答で「寝不足の時」(51・1%)や「ストレスやプレッシャーを感じる時」(51・0%)が多く、日常生活で感じる体の不調と同様の傾向を示した。台風などによる低気圧、雨、梅雨時期、季節の変わり目などの「天候が変化する時」(35・1%)との回答も目立った。

 PMSで学校や仕事を休んだ経験については「休んだことがある」は17・6%と少なく、52・1%の人が「休んだことはないが、本当は休みたかった」と無理をしていることが分かった。休まない理由について77・9%が「PMSについて学校や職場での理解がない」としている。また、PMSに伴う症状で婦人科の受診経験を尋ねたところ、90・4%が「受診したことはない」と回答した。

 産婦人科医で「のぞみ女性クリニック」の内山心美院長は、「日本には、『月経に関するトラブルは我慢するもの』と考えてしまう風潮が少なくない。PMSによるイライラや焦燥感が強くなると、家族や職場の人間関係にも摩擦が生じ、場合によっては、退職や離別につながる恐れもある。早めに婦人科などを受診することもお勧めする」と話している。