新型コロナウイルスの感染拡大によって、オンライン会議、オンライン授業、オンライン飲み会──など、さまざまなシーンにおいてオンライン化が目立つようになった。そうした中で企業の採用の仕方でも、従来のような対面の面接ではなく、オンラインのミーティングツールを活用したオンライン採用を実施する企業がある。その実態はどうなのだろうか? そんな中でKUROCO(東京)は、ココワンリサーチ登録者642人(男性317人、女性325人)を対象にオンライン採用に関するアンケート調査を実施した。

 それによると、現在、採用を実施している企業のうち、オンライン採用を実施しているのは約30%に達している。回答で最も多かったのは、「採用はしているが、オンライン採用は実施していない」というもので、コロナ禍時代で進むオンライン化だが、採用活用でメインにしている企業は少数派のようだ。

 さらに、オンライン採用をどこまで取り入れるかについえは、「一次面接まで」が最も多く、社長など役員が行う「最終面接まで」を挙げたのは約1割に過ぎない。どうも、オンライン面接を実施するとしても「入り口」の部分にとどまり、肝心要の部分についてはリアル指向が強い様子がうかがえる。

 一方、オンライン採用の実施有無と、その企業の人材不足の状況について探ってみると、オンライン採用を導入している企業の方が人材不足である割合が多いという結果になった。人材不足を解消するために、効率的に採用活動を行う目的でオンライン採用を活用しているのかもしれない。