漢方薬(医薬品)の製造販売のツムラ(東京都港区)はこのほど、自覚しながらもつい我慢しがちな症状などの「なんとなく不調」について、「第2回 なんとなく不調に関する実態調査」を行い、結果を発表した。

 調査は2021年12月3〜8日に、全国の20〜40代の男女1800人(男性900人、女性900人)にインターネットで実施した。(テレワーク調査はテレワーク経験者300人を追加)

 コロナ禍2年目となる2021年に、「不調を感じた」という人は全体で60•1%と前年(57•2%)より増加したという。また男性(52•3%)より、女性(67•8%)の方が多く、特に20代女性では74•3%と約4人に3人が不調を訴えているという。

 不調の症状(複数回答)は、全体で「目の疲れ」(72•1%)、「疲れ・だるさ」(70•6%)、「肩こり」(64•4%)がトップ3だった。女性のトップ3では1位「疲れ・だるさ」(82•8%)、2位「目の疲れ」(78•8%)、3位「肩こり」(77•3%)で、昨年と比べるといずれの症状もスコアが高くなったという。

 心身の調子がなんとなく悪いと感じる経験を聞くと、全体では7割以上(77•1%)が感じると答え、前回調査よりも7•6%増加した。特に女性では83・3%の人が「なんとなく不調」を感じ、「疲れ・だるさ」「肩こり」「頭痛」の症状が多かったという。

 2022年の「心身の不調についての予測」では、「不調を感じそう」と予想する割合は全体で約6割となり、不調の改善を見込んでいる人は少ない傾向だったという。女性の不調予想では、「疲れ・だるさ」(77•8%)、「肩こり」(76•9%)、「目の疲れ」(76•3%)の順で多かった。

 テレワークをしたことがない人を含む有職者1671人に「テレワーク勤務と健康」についても調査した。自分の不調を「気付いてもらえない」(41•5%)、「相談しにくい」(39•8%)が上位だった一方、不調の日でも「働きやすい」(51•2%)、「休みやすい」(41•0%)、「育児・介護・看護との両立がしやすい」(40•5%)などが上位にあがった。

 今回の調査結果について、「霞が関ビル診療所」(東京都千代田区)の婦人科医・丸山綾(まるやま・あや)先生は「2022年も『不調』の予想が色濃くなった。コロナ禍で先の見えない不安感が不調の要因になっていると考えられるが、テレワークか出社・出勤か、働き方が変わるだけでも生活リズムへの影響が少なくない。心身の不調を感じたら、医療機関で相談することを選択肢の一つとして、気負わず気軽に受診することも大切だ」とコメントしている。