サイバー攻撃に対する防御の重要性が増しているが、どれくらいの人がサイバーセキュリティーについて意識しているのだろうか? このほど、MS&ADインシュアランス グループの三井住友海上火災保険が20代〜60代の男女1,000人を対象にスマートフォン、パソコンのサイバーセキュリティーなどに関する調査を行ったところ、若い世代ほど意識が低いという実態がわかった。調査したのは6月3日、4日の2日間。インターネット調査で行った。

 最初に、SNSの使用について聞いたところ、プライベートで使用するスマホ、パソコンの使用用途は「Webサイトの閲覧」「メール」「LINEなどのメッセージアプリ」が8割を超えた。SNSは64.5%だったが、メッセージアプリに関しては世代間で大きな差はない一方で、SNSは20代が92.3%だったのに対して、60代では39.7%と世代間で活用の度合いに差が生じている。

 サイバーセキュリティーという言葉の認知度を調べてみると、サイバーセキュリティーを「知っている」と答えた人は全体で46.7%と、サイバー攻撃がニュースでよく取り上げられる状態を考えると、心許ない状況といえそう。特に、20代は32.7%、30代は36.6%と若い世代ほど認知度が低い。

 サイバーセキュリティーの重要性は、こうした攻撃が決して他人事ではないことからも明らか。プライベート使用のスマホ、パソコンにおいて「フィッシングによる個人情報などの搾取」「クレジットカード情報の不正利用」「ネット上の誹謗・中傷・デマ」などを経験したことがある人が20人に1人もいる。この割合は決して他人事とはいえないだろう。にも関わらず、サイバーセキュリティー対策を行っていない人が全体で71.9%に達した。世代間では60代が81.9%行っているのに対して、ITリテラシーが高いと思われる20代は58.5%に過ぎない。しっかり対策は行うべきだろう。