もうそろそろ、今年の新入社員は入社して半年を迎えることになる。徐々に会社に慣れてきたと思われるが、入社した際には仕事や働くことに対してどのような意識を持っていたのだろうか。一般社団法人日本能率協会(東京)は、これについて協会のセミナー参加者を対象に4月4日〜4月8日にインターネットで2022年度「新入社員意識調査」を行った(有効回答数545人)。

 最初に、理想の上司・先輩について聞いてみると(上位3つを選択)、トップになったのは「仕事について丁寧に指導する人(71.7%)」だった。この割合は2012年以降で最高。2位には「言動が一致している先輩(36.7%)」が続いている。2012年度では比較的数値が高かった「場合によっては叱ってくれる上司・先輩」「仕事の結果に対する情熱を持っている上司・先輩」など熱血系の上司、先輩は大幅にダウンした。

 仕事に対する不安については、「上司・同僚などの職場の人とうまくやっていけるか(64.6%)」が1位、2位は「仕事に対する自分の能力・スキル(53.4%)」で、いずれも年々回答数が増える傾向にある。一方で、年々減少が顕著になっているのが「社外の人間と人脈が築けるか(8.1%)」で、この回答は過去十年間で半減した。抵抗がある業務については「指示が曖昧なまま作業を進めること」がトップ。この点は、最初に質問である理想の上司・先輩が丁寧な指導がトップとなったことに通じるかもしれない。

 さて、新入社員向けの質問としては、仕事とプライベートのバランスに関するものが定番だが、これについては今回の調査でも聞いている。仕事よりもプライベートを優先したいかどうかを聞くと、8割強の人がプライベート優先を指向。また、「定年まで1つの会社に勤めたい」という回答が64.5%と、終身雇用を考えている人がまだまだ多いことがわかった。