第30回目となるオーディオ・セッション in OSAKAが、11月13日(土)と14日(日)の2日間、心斎橋のハートンホテル別館にて開催されている。昨年は新型コロナウイルス感染防止対策の観点から中止となり、2年ぶりの開催となる。その模様をレポートしよう。

【松:ディーアンドエムホールディングス】

松ルームでは、ディーアンドエムホールディング取り扱いのブランドが勢揃い。1番の注目はやはりB&Wの「800 D4」シリーズだが、DALIやPOLK AUDIOの主力ラインアップも勢揃いしている。

デノン・マランツのロングセラーモデル、CLASSEのアンプなどと組み合わせて、マルチチャンネルも含めたさまざまなスタイルのデモンストレーションが展開された。

【ルピナス:ソニーマーケティング】

ソニーのデモルームでは、30分ごとに、オーディオと映像(プロジェクター)のデモンストレーションを展開。プロジェクターはレーザー式とランプ式のそれぞれの方式の違いに加え、通常業務用で使われる10,000ルーメンの4K対応プロジェクター「VPL-GTZ380」(価格は1,000万円オーバー)のデモ時間も設けられている。

新型コロナウイルスの影響で試聴会がなかなか開催が難しかったことから、ソニーのプロジェクター技術の最高峰をユーザーの方にも体験いただきたい、とのことから、今回のデモンストレーションが実現したという。

オーディオの時間では、アナログプレーヤー「PS-HX500」、HDDプレーヤー「HAP-Z1ES」、アンプ「TA-A1ES」といったロングセラーモデルを中心に試聴会が行われていた。

【オーキッド:デンソーテン&JVCケンウッド】

デンソーテンの時間では、イクリプスのスピーカーによるドルビーアトモスとAuro 3Dによるマルチチャンネルの視聴会が開催された。スピーカーは5.2.4chで構成。メインの5chスピーカーには「TD712zMK2」、ハイトチャンネルに「TD508Mk3」、サブウーファーに「TD725SWMK2」を2基という贅沢なシステムとなっていた。

プライマーのSACDマルチチャンネルが再生できる「BD32 MKII」とデノンのAVアンプ「AVR-X8500H」によるピンク・フロイドの「TIME」では、まさに元祖ハイレゾサラウンドとも言える高解像度かつマルチチャンネルの凄みを生かし切ったアレンジに圧倒される。

ジブリの映画『借りぐらしのアリエッティ』では、アリエッティが初めて人間の世界に触れるシーンを再生。アリエッティが感じる新たな世界への驚きと畏怖の感情が、360度方向からのサラウンドで非常に効果的に描き出されていることが感じられた。

JVCケンウッドの時間では、Victorブランドの8K対応プロジェクターから、トップモデルの「DLA-V90R」と「DLA-V70R」の2モデルが視聴できる。いずれも“原画再生”を意図して開発されたモデルで、クリエイターの描きたかった表現を、そのまま表現するものとして生み出されたという。

前半では、今回の新モデルに搭載された技術の詳細を解説。映像に深みと奥行きを加えるレーザー光源「BLU-Escent」や、「8K/e-shift X」への進化のポイント、HDR10+を含む最新の映像フォーマットへの対応が紹介された。

後半のデモンストレーションでは、UHD-BD『宮古島』における、海の色彩の豊かさや波の細かさの表現、また影になった部分の暗部の表現などにJVCならではの技術が表れていると解説。「DLA-V90R」で再生した『マリアンヌ』では、夜の戦闘機の落下シーンという、明るいところと暗いところがはっきりと描き分けられたシーンについても、細部のディテールを余す所なく再現していることなどがアピールされた。