エミライは、同社が取り扱うFerrum Audio(フェルム・オーディオ)より、ヘッドホンアンプ内蔵USB-DAC/プリアンプ「ERCO(エルツォ)」、およびヘッドホンアンプ/プリアンプ「OOR(オア)」を9月30日(金)に発売する。いずれも価格はオープンだが、市場ではERCOが税込423,000円前後、OORが税込352,000円前後での実売が予想される。

先日中野サンプラザで開催された「秋のヘッドフォン祭り」エミライブースにて参考出展されていたアイテムの発売が正式にアナウンスされた形。

ERCOは、DACチップにESS Technology「ES9028PRO」を採用するヘッドホンアンプ内蔵USB-DAC/プリアンプ。PCM最大384kHz/32bit、DSD256(ASIO Native)までのオーディオフォーマットをサポートし、オーディオ用にデジタル入力信号制御の最適化を施したARMチップを装備することで、独自のMQAレンダリング/デコード機能を有する。

DACチップのパフォーマンスを活かす為、超低ジッター水晶発振器を装備。また、DAC出力段から出力端子に至るまで、フルバランス設計を徹底することで、アナログ入力時130dB/デジタル入力時120dBという優れたダイナミックレンジを実現したとアピールする。

独自設計のヘッドホン駆動用ICパワーアンプセクションは、バランス駆動時1.2W(@300Ω)/6.1W(@50Ω)の大出力を実現。4.4mm端子によるヘッドホンのバランス駆動に対応するほか、シングルエンド6.3mmヘッドホン出力端子も搭載。加えて、バランスXLRやアンバランスRCAライン出力を1系統ずつ備えており、RCAラインを用いることでプリアンプとしても利用可能となっている。

筐体前面には1台1台フィニッシュの異なるコルテン鋼プレートを装着し、高精度なアナログボリューム機構、3段階のヘッドホン出力ゲイン切り替えノブ、入力セレクター、ヘッドホン出力端子を備える。また、ボリュームをバイパスしてシンプルなUSB-DACとしても利用可能だ。

入力系はUSB Type-C、RCA同軸(S/PDIF)、TOS光(S/PDIF)、RCAアンバランスを1系統ずつ装備。アンバランス駆動時のヘッドホン出力は300mW(@300Ω)/1.7W(@50Ω)となる。外形寸法は217W×50H×206Dmm(突起部除く)、質量は1.8kg。

OORは、クラスAとクラスABの利点を兼ね備えた独自のディスクリート構成のアンプ回路を搭載するアナログヘッドホンアンプ。入力からボリューム、出力までの徹底したフルバランス構成により、回路から不要なトランスやインダクターを排除。リニアかつ高速なシグナルパスを実現したとのことだ。

電源部には、同ブランドのDCパワーサプライ「HYPSOS」のノウハウを投入し、8つの独立した電源レールを用意。さらに、チャンネルセパレーションの向上のため、プリ部とメイン部では左右独立の高速&低ドロップアウトのレギュレーターを搭載する。

ほか、アルプス製フルバランスポテンショメーター「RK27」の採用や、カスタムデザインのボリュームノブ&セレクタースイッチ、自社設計によるPCB基盤回路の導入など、機能重視の筐体設計が施されている。

入力はXLRバランス、RCAアンバランスを1系統ずつ装備。出力は4ピンXLR、シングルエンド6.3mmヘッドホン出力端子のほか、XLRバランス、RCAアンバランスを1系統ずつ備える。

バランス接続時の出力は400mW(@300Ω)2.0W(@60Ω)、アンバランス出力は1.6W(@300Ω)/80W(@60Ω)、周波数応答は20Hz - 100kHz(±0.1dB)。本機についてもバランス/アンバランス共に3段階のゲイン切替に対応する。外形寸法は217W×50H×206Dmm(突起部除く)、質量は1.8kg。

また、ERCO/OOR共に、DCパワーサプライ「HYPSOS」と別売りの専用リンクケーブルで接続し、電源品質を大幅に強化する「Ferrum Power Link」に対応。専用リンクケーブル「FER-CA-FPL」は税込22,000円前後での実売が想定される。ケーブル長は1m。