本日より有楽町・国際フォーラムで開催されている東京インターナショナルオーディオショウ。話題の新製品が多数お見えしているが、ここではトライオード、エアータイト、リンジャパン、アイレックスのブースの様子を紹介する。

トライオード ガラス棟G507

トライオードブースでは、ウェスタン・エレクトリックの300Bを活用した新製品「EVOLUTION 300 30th Anniversary」をお披露目。本機のこだわりについて社長の山崎氏は「昨年ウェスタン・エレクトリック300Bの真空管の国内販売を始めてから、この実力を引き出すアンプをぜひ作りたいと考えていたんです」と開発の背景を語る。

真空管アンプを革新するとして生み出された「EVOLUTION」の基本設計はそのままに、ウェスタンの300Bをシングルで使用することに加え、プリ段には国内からかき集めたという「ヴィンテージ管」を搭載するこだわりの仕様。土方氏のナビゲートにより、アデルやマドンナ、ニルヴァーナなどのロック名盤やコルトレーンなどをハイレゾで再生したが、土方氏も「12Wの高出力で、真空管ならではの艶やかさを感じていただけると思います」とアピールする。

スピーカーには届いたばかりというスペンドール「Classic 200Ti」を使用。フロントバッフルにチタンを使用しており、箱の鳴りを生かしながらしっかり抑えるべきところは抑える工夫がなされているという。

さらに、参考出品として韓国のHiFi Roseのネットワークストリーマーとアンプも登場。山崎社長がミュンヘンで“一目惚れ”して導入を決めたブランドで、フロントタッチパネルや多数のストリーミングに対応する最新技術と男心をくすぐるメカっぽいデザインの両立が魅力。

エイ・アンド・エム D棟D401

大阪府高槻市に拠点を置く真空管アンプブランド「エアータイト」は、ウィルソンオーディオとタンノイの2機種のスピーカーを、それぞれ同社のフラグシップである「ATM-3211」2台と、300Bのシングルアンプ「ATM-300R」で駆動するデモを実施。

ウィルソンオーディオを選んだ理由について同社の三浦裕社長は「アメリカのハイエンドオーディオの市場では、ウィルソンオーディオが非常に存在感を持っています。そういうアンプを鳴らし切れる実力がある、ということをぜひみなさんにも体験いただきたいと思います」と自信をみせる。

ミュンヘンハイエンドで披露された新製品「ATC-7」のプリアンプに加えて、トランスローターからもアナログプレーヤー「ALTO TMD」、トーンアーム「TRA 9」が登場。レコードと真空管ならではの艶やかで豊かな音楽世界を展開していた。

リンジャパン ガラス棟G603&G604

3年ぶりの出展となるリンジャパンは2部屋を用意し、ひとつはフラグシップラインである「KLIMAX」部屋、もうひとつは「SELEKT」&「MAJIK」部屋として展開。アナログプレーヤーLP12とネットワークプレーヤーDSMをそれぞれ再生した。

特に関心が高いのは、発売されたばかりの「SELEKT DSM:Edition Hub」。モジュール式でさまざまな機能を持たせることができることが大きな特徴で、ORGANIK DACをモノラルで使用したり、サラウンドモジュールを組み合わせて5.1ch再生も可能など、ユーザーの環境に合わせてさまざまな使いこなしができる、文字通り「セレクト」な製品となっている。

KLIMAXルームではLINNプロダクツの技術のすべてを投入した「KLIMAX DSM」を、パッシブスピーカーのトップモデルである「KLIMAX 350 PASSIVE」と組み合わせて再生。ネットワーク再生ならではのシンプルなシステムだが、そのハイクオリティなサウンド表現に来場者もすっかり引き込まれていた。

アイレックス ガラス棟G609

アイレックスのブースでは、大型スピーカーAlare「Remiga2」をオーディアのフラグシップモノラルアンプで鳴らす弩級のシステムを展開。アナログプレーヤーにはReedの「Muse 3C」を使用、フォノイコライザーには新たに取り扱いを開始したAudiospecialsの「PhonoLab1.5」が初お目見えした。

さらにアクセサリー類にも非常にこだわっており、インターコネクトやスピーカー、電源ケーブルの多くにスペインのスーパーハイエンドブランドFono Acusticaを使用するほか、スピーカー専用仮想アース「Compas」を左右独立で使うなど、贅を凝らしたシステムを構築。来場者の憧れの視線を集めていた。