ラックスマンは、プリメインアンプの新しいスタンダードモデル「L-505Z」を12月に発売する。価格は385,000円(税込)。

2021年発売のミドルクラス「L-507Z」、2022年発売のフラグシップ「L-509Z」に次いで、独自開発の増幅帰還回路「LIFES(Luxman Integrated Feedback Engine System)」を採用するプリメイン“Zシリーズ”待望のスタンダードモデル。

2017年に発売された「L-505uXII」のコアとなる増幅回路ODNFを完全刷新し、上記したLIFESをパワーアンプ回路に搭載。無帰還回路のような自然な音質を得られるODNFの技術的思想を基に、回路全体をゼロベースでシンプルに再構築したと同社は説明している。

独立したプリアンプステージには、音質を吟味した最新部品によるディスクリートバッファー回路を構成。内蔵フォノアンプは、初段をパラレル化することで上位モデル同様の回路仕様にグレードアップを施した。使用するカートリッジに合わせてMM/MCポジションの切替にも対応する。

ボリューム操作部には、電子制御アッテネーター「LEUCA」を88ステップ対応のソリッドステートタイプで搭載。再生時のシチュエーションに合わせた細やかな音量調節を可能にしている。

出力構成は3段ダーリントン・パラレル・プッシュプルで、定格出力150W×2(4Ω)のハイパワーを実現。プリパワー分離(セパレート)機能も備え、パワーアンプを追加したバイアンプ構成やAVシステムとの共存を可能にするとアピールする。

EI型540VAの高レギュレーション電源トランスと大容量コンデンサー(10,000μF×4本)を組み合わせたハイイナーシャ(高慣性)電源を搭載。高いスピーカー駆動をサポートするパラレル構成の低抵抗値、大型スピーカーリレーを採用する。

内部配線についても、各芯スパイラルラップ・シールドと芯線の非メッキ処理を施し、自然な信号伝送を実現する独自のOFCワイヤーを使用。配線基板は、伝送される音声信号を最適最短のルートで構成するビーライン・コンストラクションとスムーズな電流伝送を実現するラウンドパターンを用いるなど、従来シリーズ機にも採用されるノウハウを多数投入する。

シャーシは、シャーシ電流によるアース・インピーダンスの上昇をシャットアウトする独立コンストラクションのループレス設計を採用。スピーカー端子部についても、大型のプラグを採用する高音質ケーブルの着脱に配慮し、18mmピッチで入出力端子を配置するほか、極太のケーブルも装着しやすくYラグやバナナ端子にも対応したインライン(LR 同一特性)レイアウトのスピーカー端子(A、B2系統)を備える。

フロント側には高応答特性のメーターユニットを用いた白色LED照明付き針式アナログメーターを搭載。大型メーターの中心には7セグメントの音量レベル表示用LEDを配置し、視認性を高めている。

入力端子はライン4系統/フォノ1系統/バランス・ライン1系統を装備。φ6.3mmおよびグラウンド配線左右独立のφ4.4mmヘッドホン出力端子、オーディオ機器との電源連動を可能にするトリガー入出力端子(3.5mモノラルジャック、デイジーチェーンも可能)、将来的にリモート操作への対応拡張も考慮した外部コントロール端子も備える。

ACインレット部にも端子全体でケーブル重量をサポートできるよう、装着方向を変更するなどの工夫が加えられている。

入力感度/入力インピーダンスはフォノ入力が2.5mV/47kΩ(MM)、0.3mV/100Ω(MC)、ライン入力が180mV/47kΩ、バランス・ライン入力が180mV/55kΩとなる。全高調波歪率は0.009%以下(1kHz/8Ω)、0.09%以下(20Hz - 20kHz/8Ω)。ラインのS/Nおよび周波数特性は、104dB以上、20Hz - 100kHz(+0、-3.0dB)。

外形寸法は440W×178 H×454Dmm(前面ノブ、背面端子含む)、質量は22.5kg。付属品として、1996年以降発売の同社製CD/SACDプレーヤーも操作できるアルミ製リモコン「RA-17A」やノンツイスト構造の電源ケーブル「JPA-10000i」を同梱する。