2月16-18日の期間で開催されたオーディオフェスタ・イン・名古屋。ここでは、ヤマハやハーマンインターナショナルなどが出展していた2号館1Fのブースの模様をお届けしよう。

ネットワークジャパンは、新たに取り扱いを開始したイタリアのブランドSigma Acousticsを初お披露目。社長の濱本氏が、ミュンヘン・ハイエンドで出会って惚れ込んで国内導入を決めたブランドとのことで、創業者のAldo Zaninello氏も来日し、製品の魅力について語っていた。

Aldo氏はヴェネツィア生まれで、現在も拠点をヴェネツィアに置いている。Sigma Acousticsはすでに15年を超える歴史のあるスピーカーブランドだという。

今回メインで登場したのは「M11」というフロア型スピーカーで、高域にAMTドライバーを採用、強力なネオジム磁石で駆動している。ミッドレンジに13cmのカーボンファイバー、16cm径のダブルウーファーを装備。トゥイーターのキャビネットは別筐体となっており、イタリアらしい木工技術の高さも感じさせてくれる。再生される音も優美で可憐、価格は3,080,000円(税込)とのこと。

また、参考出品として「Ouverture」というブックシェルフスピーカーも登場。スタンドまで一体でデザインされたスピーカーで、曲線を多用した優美なデザインが特徴。横から見たキャビネットの仕上げは、天然の木材を使用しているためひとつひとつ異なるということで、今回の名古屋ショウでの反響を見て今後の取り扱いについて決めたいとしている。

ハーマンインターナショナルのブースでは、JBLを中心にマーク・レビンソン、ARCAMの中核モデルと多彩に展開。今回のテーマは「鳴らし分け」ということで、デモンストレーションの時間にはそれぞれ2機種のスピーカーを用意し、その違いを楽しんでもらうイベントを実施。

例えば最新アクティブスピーカー「4329P」と人気のパッシブモデル「L100 Classic MkII」対決、「Project K2 S9900」と「Project EVEREST DD67000」の38cmウーファー対決など、オーディオファンならばぜひその違いを知りたいさまざまな聴き比べを実施。こちらのブースも常時満員状態で、JBL独特のパワー感ありながらも豊かな音楽世界が部屋を満たしていた。

昨年秋に発表された「Classic Componetシリーズ」も登場し、ウッドとアルミで統一されたシンプルなデザインには来場者の関心も高い。また、発表されたばかりの扇型のオールインワンスピーカー「L42ms」なども初披露された。

エレクトリ&日本音響エンジニアリングのブースでは、マッキントッシュのスピーカー「ML1 MkII」を初お披露目。アメリカのMAGICOや、新たに取り扱いを開始したREVIVAL AUDIOなど、個性的なスピーカーを多様な組み合わせで提案していた。

ML1 MkIIは昨年のミュンヘン・ハイエンドで初お披露目されたモデルが日本初登場。1970年にマッキントッシュが初めて発売したブックシェルフスピーカー「ML1」をベースに現代に蘇らせたモデルで、ウォルナットキャビネットのレトロ風デザインだが、同社の強力なアンプとも組み合わせられる力を持っているという。税込価格ペア2,420,000円。

届いたばかりというウェスタン・エレクトリックのスピーカーケーブル「KS-13385 Hookup Wire」も初披露。線材のみの販売で、ケーブルの太さごとに価格が異なっている。

ルームチューニングにはもちろんアンクを使用、スピーカーの背後や部屋の隅、またスピーカーの前に床置きするタイプなどさまざまな実践的な使い方を提案している。

CSポートのブースでは、ステレオパワーアンプ「GM70PA」をメインに、ソナス・ファベールの「Olympica Nova V」を組み合わせ。来場者からも「真空管ならではの艶感が素晴らしい!」と感嘆の声が上がっていた。

担当の松岡雄祐氏さんによると、ここ最近は海外の売り上げが好調とのことで、特にヨーロッパ圏での評価が高いという。クラシック音楽の本場でも認められたことで、CSポート製品の実力にも自信を見せており、「やはり音楽を楽しむためのアイテムとしてのオーディオの楽しさを今一度広めたい」と力強く語ってくれた。

ヤマハは、中核価格帯のスピーカー「NS-2000A」に、昨年発売となって話題を集めた「NS-800A」「NS-600A」など最新スピーカーを披露。また実売も好調だというネットワークレシーバーも4機種展示。テレビ等とも連携できるリビングオーディオのスタイルにはまだまだ可能性を感じられる。

1Fフロアではバナナレコードによる中古レコード即売会も開催。ジャズからクラシック、ロックポップスや演歌まで幅広いラインナップに、来場者はもちろん出展者も思わず足を止め、お気に入りのレコードがないかチェックしていた。