TCLは、独ベルリンで開幕したIFA2020においてオンラインプレスカンファレンスを開催。「DISPLAY GRESTNESS」というブランド戦略に基づいて、インタラクション、コネクション、ディスプレイを中心としたTCLのグローバルな取り組みについて発表した。

冒頭では、TCLのグローバル市場におけるTVを中心としたエレクトロニクス製品の成長をアピール。TVのマーケットシェアでは世界第二位を記録、ヨーロッパ市場においても着実に存在感を高めており、2020年第1四半期において昨年比43.9%の成長を見せていると発表。

来るべき5G、Wi-Fi 6時代を見据え、TVを中心として、スマートフォン、スマートウォッチはもちろん、エアコンや冷蔵庫、洗濯機といった家電とも連携、「AI×IoT」を活用したスマートホームの戦略をさらに強化していくことをアピールした。

新製品や新技術では、自然光を高い反射率で有効利用することでバックライトを不要にし、これによってフリッカーやブルーライトをカットできるというディスプレイ「NXTPAPER」を発表。同ディスプレイ搭載した新しいタブレット、「TCL10 TABMAX」「TCL10 TABMID」を発表した。「TCL10 TABMAX 4G」は299ユーロ、「TCL10 TABMAX WiFi」は249ユーロで今年の第4四半期に発売を予定している。NXTPAPERには、目を守るための11の特許技術を搭載。電子ペーパーと液晶ディスプレイそれぞれの長所を併せ持つとしており、従来のe-ink比でコントラストが25%高い一方で液晶パネルよりも最大36%薄く、電力効率も65%以上高いのだという。

また、ファミリーユース向けのスマートウォッチ「MOVE TIME」も今年第4四半期発売予定で、229ユーロ。24時間いつでもエマージェンシーコールが送れるなど、シニア層やキッズを意識した商品戦略に位置づけられる。

また、完全ワイヤレスイヤホン「MOVE AUDIO S200」も発表。価格は99ユーロで、白、黒、ブルーの3色を展開。マイク、ノイズキャンセリング機能を搭載し、3.5時間の連続再生と、充電ケースを用いることで最大23時間のバッテリー持続が可能。右のシングルタップで再生、停止ができるほか、ダブルタップで曲送り、左のシングルタップでボリュームコントロールができる。また、2秒間の長押しでボイスアシスタントを起動できるという。

また、オーディオビジュアルの最適化に携わる新しいエンジン「AiPQ Gen2」も発表。人間の視覚認識に関する知見をもとに、さまざまなエンタテイメントコンテンツに対して、色やコントラスト、明瞭度などをリアルタイムで最適化を行うことができるという。4K非対応のTVにおいても、4K相当のクオリティにアップスケールする「AI Super Resolution upscaling functionality」を搭載している。

また、未来に向けての商品コンセプトの提案として、「ウォーターフォールディスプレイ」、つまりディスプレイがフロント面だけではなく左右の縁から側面までカバーする「流れ落ちる」ディスプレイを発表。また、プロジェクトアーチェリー3.0と銘うったスマートグラスの提案も行った。

また、TCLとしてスポーツの国際的なパートナーシップに力を入れており、国際バスケットボール連盟FIBAとのパートナーシップに加え、ポール・ボグバ、ハリー・ケインら6名のサッカー選手をヨーロッパのブランド・アンバサダーとして任命したことを発表した。