パナソニックは、スマートフォンで初期設定も行えるようにすることでテレビと組み合わせなくても利用できるようにしたUltra HD Blu-rayレコーダー“おうちクラウド4Kディーガ”「DMR-4S201」「DMR-4S101」を10月16日に発売する。ともにオープン価格だが、2TBモデル「DMR-4S201」が9万円前後、1TBモデルのDMR-4S101が8万円前後での実売が予想される。

新4K衛星放送(BS4K/CS110度4K)チューナーを1基、地デジ/BS/110度CSチューナーを2基搭載し、Ultra HD Blu-ray(UHD BD)再生にも対応したレコーダー。Blutoothを搭載してスマホ連携できるようにすることで、テレビがなくてもスマホでテレビ番組のリモート視聴を行えるようにした。

同社では、テレビの見逃し配信サービス「TVer」の登場などによって、近年はテレビを自宅に置かずにスマホでテレビを視聴する人が増えていると説明。しかし、TVerではリアルタイム視聴ができず、また、見逃し配信がない番組もあったり、7日間を過ぎると視聴できなくなることに言及する。

一方で、レコーダーではリモート視聴機能などでスマホでも番組を見られる製品が増えているが、初期設定を行うためにテレビやモニターが必要。そこで今回、初期設定の段階からスマホで行えるようにすることで、テレビを持っていないユーザーでもレコーダーを活用できるようにした。

新機能「スマホで設置設定」によって、Bluetoothを介して、スマホで設置設定を行うことが可能。本体にアンテナ線と電源を接続しておけば、スマホやタブレットにインストールした「どこでもディーガ」アプリでディーガ本体のネットワーク設定やチャンネル受信設定などの設置設定をおこなうことができる。これによって、テレビ画面がなくても、録画予約や再生はもちろんのこと、写真や動画・音楽もためて楽しめる、自分専用レコーダーとして活用できるようになる。

また、帰宅して、スマホが本シリーズのBluetooth信号を検出すると、自動的にスマホの写真をディーガのHDDへバックアップしたり、持ち出し予約した録画番組や音楽を転送するように設定することも可能。また、スマホでレコーダーに保存した番組を楽しむために必要な3ヶ月に1度のスマホと本シリーズのペアリング期間の更新も自動的に行える。

なお、こうしてスマホで行った初期設定データはレコーダー本体に保存される。そのため、あとからテレビを買って接続したような場合に改めて初期設定からやり直すような必要はない。

「おうちクラウド機能」も搭載し、「どこでもディーガ」アプリを使って、本機に録画した番組をいつでもどこでも視聴することが可能。視聴時の通信状況に応じて画質や通信モードを自由に選ぶこともできる。また、番組持ち出し機能にも対応しているため、電波の届かない場所でも使用できる。さらに、スマホで撮影した写真・動画をSNSへアップするのと同じ感覚で自宅のディーガへ送り、保存することもできる。

ディーガ内に保存した写真や動画を自動で分類してくれる「おまかせアルバム」「ダイジェスト再生」機能を新搭載。AIによる機械学習を活用した画像解析アルゴリズムを使って、食べ物や動物、乗り物、卒業式など、多様なカテゴリごとに自動分類する。

「おまかせアルバム」では写真や動画を多く撮った日を検出しその日の写真や動画を自動でアルバム化したり、季節ごとや1年間の写真や動画から自動でアルバムを作成す。「おまかせアルバム」で作成されたアルバムは「ダイジェスト再生」を使って1分間で手軽に振り返ることができる。

そのほか、HDDに保存した新着の写真や動画を、本体にブルーレイディスクを入れて設定しておくだけで、自動でブルーレイディスクに保存することもできる。また、ディスクがセットされていなかったり、容量が一杯になるとスマホの画面で案内する。

スマホ連携ではそのほか、4K放送の予約/検索/再生/持ち出しにも対応。音声による番組の予約/検索/再生(スマホ再生/テレビ画面での再生)にも対応するほか、番組や写真をスマホで選んでテレビで再生したり、ディーガにリッピングしたCD楽曲をスマホで聴くなどといったこともできる。

ペットカメラとの連携にも対応。同社製のHDペットカメラで撮影された動画を取り込んでディーガの内蔵ハードディスクに保存でき、その日の様子を1分間の ダイジェスト再生で確認することもできる。 また、撮影した動画をスマホやテレビに映して楽しむことも可能。

さらに、日本動物高度医療センターが開発した犬猫用活動量計「プラスサイクル」との連携へ新たに対応。プラスサイクルのデータをディーガが自動で取得するため、手間なく活動量データを保存できるようになった。また、ディーガに保存した写真や動画と撮影時間帯のペットの活動量データを組み合わせて確認することもできる。

同時発表の4Kトリプルチューナー機「DMR-4T401」などと同様に、番組表のスクロール速度を従来比約2倍に高速化した「快速番組表」も新搭載。例えば8日間をスクロールする際に、2019年夏モデルでは39秒だったところから、今回は17秒でスクロールできるようになり、見たい番組をより素早く探せるようになった。

なお、スクロール速度の高速化は2019年夏モデル「DMR-4W400」「DMR-4W200」「DMR-4S100」、および2020年春モデル「DMR-4W300」「DMR-4W100」でも12月にアップデートでの対応を予定している。

さらに、番組表の表示エリアも拡大し見易さを向上。これにより1時間の枠内の表示番組数を従来の2番組から最大4番組に拡張。従来では隠れていた短時間の番組も表示できるようになり一覧性が向上し、より使いやすく進化した。これまでは古いテレビと接続する際のオーバースキャン領域を考慮してマージンとして確保していた番組表周囲の余白スペースも利用するようにしたのだという。なお、表示するチャンネル数や文字サイズ、番組内容の表示/非表示の切り替えなどは好みに応じて変更できる。

4K放送の録画については、長時間録画モードにも引き続き対応。倍率固定では最大4K 8倍録モード、さらに長時間の番組を残せる「4Kおまかせ長時間“8〜12倍録モード”」に対応している。独自の4K HEVCエンコーダーにより、新4K衛星放送の特長である「4K高解像度(3,840×2,160)」、「広色域規格BT.2020」、「10bit の細やかな階調表現」、「高輝度化技術HDR」や「滑らかな60p表示」といった要素を残しながら映像圧縮をするため、高精細かつ色彩豊かでダイナミックなコントラスト表現を長時間録画モードでも楽しめるとアピールしている。

4K長時間録画モードで録画した番組をブルーレイディスクにダビングすることも可能。また 、新4K衛星放送を放送画質(4K DRモード)で、そのままにブルーレイディスクへダビングもできる。

また、新4K衛星放送番組の4K/HDRでのお引越しダビングに業界で初めて対応。新4K衛星放送の録画番組お引越しダビングの対応機器同士で接続をすれば、新4K衛星放送の録画番組を4K/HDRのままお引越しダビングすることができる。

4K解像度でのお部屋ジャンプリンクにも引き続き対応。4K解像度のままお部屋ジャンプリンク連携ができるほか、4K録画番組を2K変換して配信することで4K非対応機でも4K放送の番組が楽しめる。なお、4K放送の番組のお部屋ジャンプリンクは録画した番組のみへの対応となり、放送中番組の転送には対応しない。

インターネット動画サービスはNetflix、Amazon Prime Video、YouTube、hulu、dTV、U-NEXT、DAZN、Paravi、TSUTAYA TV、アクトビラ、デジタルコンサートホールなどに対応。Netflixなどの4K HDR配信も楽しめることに加え、ネット動画も独自の「4Kリアルクロマプロセッサ」で処理することで、鮮度の高い美しい映像が楽しめるとアピールしている。そのほかradiko にも対応している。