MUSINは、同社が取り扱うShanlingブランドより、ハイブリッド電源システム採用のDAC/AMPアダプター「UA5」を4月28日から発売する。価格はオープンだが、税込33,000円前後での実売が予想される。

「UA5」は、DACチップ+オペアンプ構成によって高い評価を受けたという「UA2」をアップグレードさせたフラグシップモデル。新たな電源システムが採用され、従来通りUSB給電によって接続デバイスから給電する「パススルーモード」と、接続デバイスと内蔵バッテリーの両方から給電する「ハイブリッドモード」の計2系統を搭載する。

ハイブリッドモードでは、動作管理や液晶画面、FPGAといったデジタル部はUSB給電、DACやアンプといったアナログ部には本体内蔵の220mAhのバッテリーから給電することで、よりピュアで力強いサウンドを実現するとアピール。なお、バッテリー容量の都合により、連続動作時間は最大6時間前後となる。

また、ハイブリッドモード時にバッテリー残量が低下すると自動的にパススルーモードに切り替わり、バッテリーが50%まで充電される、もしくはある程度まで充電された本機をデバイスに再接続することで、再度ハイブリッドモードの有効が可能となる。バッテリー充電には「充電設定」を有効にする必要があるほか、ACアダプターに接続した場合は約30分前後で最大充電が可能だ。

また、本体には新たに金色のボリュームホイルを搭載。これにより、製品単体でのハードウェア・ボリュームコントロールや各種設定の変更が可能。加えて、OLEDスクリーンを搭載し、音量やゲイン、再生中ファイルのサンプリングレートといった各情報を確認できる。

DACチップには「ES9038Q2M」をデュアル構成で採用し、768kHz/32bitのPCMと22.4MHz DSDのネイティブ再生に対応。また回路設計も進化し、音質を向上させながらも低消費電力と低発熱性を両立させたという。また、オペアンプは「RT6863」をデュアル構成で搭載し、これまで以上に深みのあるディテール表現と、ダイナミックレンジの広さを再現するとしている。

自社開発の「FPGAテクノロジー」と高精度の「水晶発振器」も採用し、クロックの管理と安定した信号伝送を実現するとアピール。これにより、滲みがなく連続性に優れた音描写を可能にし、アダプター製品にありがちな遅延問題も効果的に抑制するという。

音声出力端子には、3.5mmのシングルエンドに加え、ハイエンドなポータブルオーディオ製品にも普及する4.4mmのバランスを搭載。バランス接続時には最大211mW@32Ωの高出力を実現する。また、3.5mm端子を使用した「S/PDIFモード(同軸デジタル出力)」も備え、本機を介してスマートデバイスを据え置きオーディオ機器へと手軽に接続できる。

本体には、ハイグレードなオーディオプレーヤーでも採用される「LDOレギュレータ」を搭載。バックグラウンドノイズを抑制し、原音に忠実な立体感のある鮮明なサウンドを実現するとしている。また、接続ケーブルは取外し可能な仕様となっており、幅広いデバイスとの接続に配慮。付属ケーブルとして、18コア高純度無酸素銅ケーブルを採用したType-C to Cケーブルも同梱する。

そのほか、ボリュームホイールを押しながらデバイスと接続することで、「UAC1.0」のオーディオデバイスとして駆動させることも可能。これにより、「UAC2.0」に対応しないゲームコンソール機との接続も可能となる。

また、同ブランドが配信中のコンパニオンアプリ「Eddict Player」と連携することで、直感的な設定変更や、起動時の音量設定といった独自の設定が可能。なお、本機をはじめ有線DACアダプター製品とのアプリ連携はAndroid OS向けのみの対応となる。

カラーバリエーションはブラックの1色展開だが、GW中のオーディオイベントにあわせ、レッドモデルを一部取扱い店で数量限定販売する予定だという。外形寸法は68×27×13.5mm、質量は約29g。ほか、初回出荷分限定特典として「USB-TypeC to Lightning ミニケーブル(シルバー)」が数量限定で付属する。