エプソンは、ビジネスプロジェクターの新機種として、最大20,000ルーメンの高輝度モデル「EB-PU2220B」「EB-PU2120W」など全3機種6モデルを、6月末より順次発売する。価格はオープン。

■EB-PU21シリーズ

「EB-PU2120W」(ホワイト)

「EB-PU2116W」(ホワイト) 

「EB-PU2113W」(ホワイト) 

■EB-PU22シリーズ

「EB-PU2220B」(ブラック)

「EB-PU2216B」(ブラック)

「EB-PU2213B」(ブラック)

レーザー光源を搭載した3LCD方式の4K対応のプロジェクター。明るさはそれぞれ、「EB-PU2120W」「EB-PU2220B」が20,000ルーメン、「EB-PU2116W」「EB-PU2216B」が16,000ルーメン、「EB-PU2113W」「EB-PU2213B」が13,000ルーメンとなる。コントラスト比は2,500,000:1、

外形寸法は全6モデルとも共通して、586W×185H×492Dmmとなる。高輝度20,000ルーメンの「EB-PU2120W」「EB-PU2220B」では、従来モデル「EB-L20000U」と比較して約64%小型化し、質量は約50%減と、従来の20,000ルーメン対応モデルと比べて最小サイズとなる。

レーザー光源には従来比較で約1/3サイズという「4 in 1レーザー」を搭載する。同社のホームプロジェクター開発で培われた技術を採用し、液晶パネルと投影映像の間に、偏光を調整する補正光学デバイスを採用。高コントラストで、画像制作者の意図にそった黒をより適切に表現できるとしている。

4Kエンハンスメントテクノロジーにより、フルHD映像を4K相当にスケールアップして表示可能。エプソン独自の超解像技術とチューニングによって高精細かつ自然な映像を実現するとのこと。HDMI端子を備え、HDCP2.3対応により4Kコンテンツの入力にも対応する。

HDRはHDR10、HLGに対応する。ガンマレベルを自動調整する「シーン適応ガンマ補正」機能や、滑らかな映像再生を可能にする「フレーム補間技術」、画面拡大時の解像感を向上させる「超解像技術」などを備えている。

光学エンジンやレーザー光源ユニットの冷却に独自の液冷方式を採用する。そのほか部品形状や配置の見直しを図るなどして内部構造を工夫し、本体の小型化を実現したとしている。

こうした小型軽量化により、倉庫保管費用やイベント利用時などの配送費用、搬入設置費用など、プロジェクターの使用にあたって、さまざまコストが削減できるとアピールする。

環境にも配慮し、資源選択から製造、配送、使用、廃棄・リサイクルまでの製品サイクルを通して、全体でCO2排出量を38%削減したとのこと。また、使用時の消費電力は30%削減し、「省電力モード」「光源モード」「スリープモード」の搭載や、指定時間に電源ON/OFFができる「スケジュール設定」など、省エネを実現する機能も各種備えている。

高額エンジンとレーザー光源モジュールは、IP5Xの防塵性能を装備する。また、主要部品の密閉化や、基板にコーティング保護を施すなどしたフィルターレス設計を採用。これにより高いメンテナンス性も確保している。

機能面では、最大4台までのPCからの映像を4分割表示できる「Epson iProjection」に対応。Windows/macOSの両対応で、ネットワーク接続は最大50台までカバーする。ほかスケジュール設定・管理などが行える「Epson Projector Content Manager」や、コンテンツ制作アプリ「Epson Creative Projection(for iOS)」などもサポートする。

NFCタグ機能を備え、スマホアプリ「Epson Projector Config Tool」を用いて、プロジェクターが電源につながっていない状態(無通電時)でも、ネットワーク設定などが行える。

レンズ部は電動ズーム/フォーカス/レンスシフト機能に対応。手動によるタテ/ヨコ台形瑜歪み補正のほか、映像補正機能も各種装備しており、歪み調整などが行える「ポイント補正」、球体や曲面に投映する際に補正する「曲面投写補正」、部屋の角に投映できる「コーナー投写補正」、縦長画面で投映する「ポートレート投写」などが使用できる。

さらに、複数台のプロジェクターを組み合わせ、ソフトウェアなしにエッジブレンディングして大画面投映できる「マルチプロジェクション機能」に対応。その際、オプションの外付けカメラ「ELPEC01」と組み合わせることで表示映像の自動補正も行える。

ほか、シリーズごとに「ゼロオフセット超短焦点レンズ」も用意し、活用することで1mの投写距離で134インチの大画面投映も行える。

本体カラーがブラックのEB-PU22シリーズでは、レンズ部には物理的なメカニカルシャッターを搭載しており、レーザー光源を用いた演出により光学ユニットが傷つくことを防ぐことができると説明。またフェードアウト/フェードインや、演出として投写を遮断するといったこともできる。さらに3G-SDIにも対応しており、長距離でも高画質に映像を転送できるとする。

また同社では「プロジェクター買取サービス」を5月17日より開始する。この度発表された「EB-PU22/PU21 シリーズ」をはじめ、「EB-L1000 シリーズ」「EB-PU20/PU10 シリーズ」

「EB-L30000 シリーズ」といった高輝度ビジネスプロジェクターへ買い替えを検討する方に向けて、無料でプロジェクターを引き取り、後日査定額を現金還元するというもの。

さらに廃棄にかかる手続きや費用も同社が負担し、環境に配慮した適正な処分を行うとのこと。買い取り対象となるプロジェクターは、明るさ5,000ルーメン以上であれば、同社製/他社製問わずに買い取りする。

買い取りしたプロジェクターは、状態が良好な場合は中古品として販売される。再利用が難しい場合はプロジェクター内部に含まれる希少金属レアメタルを抽出、その後は専門業者が適正に処分すると説明している。