日本音楽著作権協会(JASRAC)は、2021年度に徴収した著作権使用料と、アーティストへの分配額を発表した。使用料徴収額は1,167億3,000万円、分配額は1,159億7,000万円だった。

使用料徴収額については、2020年度実績額比で40億8,000万円の増加。新型コロナウイルス感染症が社会・経済全体に依然として大きな影響を及ぼし、飲食店、カラオケ利用施設などでは厳しい状況が続いた。その一方で、急速に進んだデジタル化・オンライン化を追い風にインタラクティブ配信が好調を維持したことに加え、 開催制限等が一部緩和された演奏会等も復調の兆しを見せたことなどから、全体としては2020年度実績額を上回り、2019年度に次ぐ過去2番目の実績額を達成した。

分配額については、2020年度実績額比46億6,000万円の減少。上記のとおり演奏等、通信カラオケ等が大きく減少した一方、インタラクティブ配信が好調を維持したという。これにより、全体としては、過去最高であった2020年度実績額には届かなかったものの、2019年度に次ぐ過去3番目の実績額を達成した。

JASRACでは「今後もクリエーター・権利者への対価還元を通じて、音楽産業および音楽文化の発展に努めてまいります」としている。