ハイセンスジャパンは、4K液晶テレビ「U9Hシリーズ」を6月下旬に発売する。ラインナップは75型と65型の2種類。価格はオープンだが、75型は税込35万円前後、65型は税込25万円前後の実売が予想される。

ミニLEDと量子ドットを合わせて採用することで、豊かな色、明るい画面、高コントラストを実現したという液晶最上位モデル。スピーカー7基の立体音響システムにより、高音質な立体音場も特徴としている。

バックライトには、液晶と有機EL両方の良さを兼ね備えたというミニLEDを採用する。ローカルディミングPROにより、ミニLEDを活かした精密なエリア制御を実施し、ピーク輝度を従来比約1.5倍に向上。引き締まった黒とメリハリの効いた光とのコントラストによる鮮やかな描写を実現したとアピールしている。また、高コントラストで発色豊かな映像を表現するとのこと。

量子ドットにより、従来の液晶テレビよりも純度の高い三原色(RGB)を実現。バックライトからの青い光を三原色に直接変換することで、輝度を高く保ったまま高純度な色彩表現が可能になった。

色域はDCI-P3カバー率が約97%。さらに6144項目の色彩データベースを参照する「64色軸色彩コントロール」により、高精度な色変換で自然界に近い色を描写するという。

映像エンジンには、レグザとの共同開発により同社テレビシリーズに搭載されてきた「NEOエンジン」の最新版となる「NEOエンジンPro」を新搭載。4K映像を高速処理することで、地デジや4K放送だけでなく、ネット動画、ゲームも高画質で楽しめるとしている。HDRフォーマットは従来のHLGとHDR10に加えて、新たにHDR10+、HDR10+ADAPTIVE、Dolby Vision、Dolby Vision IQをサポートした。

高画質機能では、地デジ/BSの映像を4K映像に高解像技術で復元後、さまざまなノイズを3次元NRにより低減する「AI放送映像高画質処理」を新たに搭載する。

同じく新機能として、視聴環境の明るさや色温度に合わせて画質を自動調整する「AIオート画質調整」を搭載する。また、色調をきめ細やかに描き出すことで、透明感のある美しい肌の質感を再現するという「美肌リアリティーPRO」も新搭載となる。

ネット動画のコンテンツに合わせて最適な映像処理を行う「AIネット映像高画質処理」を従来から引き続き搭載。ほか、AIシーン別超解像処理、AIモーション別解像処理、エリア別適正露出復元、高精細ノイズ処理といったこれまでの機能も継承する。

合計7基・出力最大70Wのスピーカーシステムを搭載し、左右にそれぞれにメインスピーカーとトゥイーター、1基のサブウーファーに加えて、立体音響用のイネーブルドスピーカーを2基装備。立体音響技術のDolby Atmosもサポートする。音響最適補正技術「Eilex PRISM」によるオートボリューム機能や人の声を強調する機能を搭載し、デジタル圧縮で失われた信号を修復する「Eilex FOCUS」にも対応する。

独自開発のVIDDAプラットフォームにより、各種配信サービスに対応する。さらにリモコンには、業界最多となる9つの配信サービスのダイレクトボタンを搭載。Netflix、Amazon Prime Video、Disney+、YouTube、dTV、hulu、ABEMA、Net.TV、U-NEXTについてはリモコンから直接アクセスできる。

リモコンは使いやすさを追求し、チャンネルボタンについては文字拡大と太字により従来から視認性を向上。音声でテレビを操作するボタン(VIDDA Voice)を搭載するほか、背面には滑り止めを備える。また細菌の増殖を抑える除菌加工を実施。Bluetooth対応のため、リモコンをテレビに向けなくても操作できる。

映像入力にHDMI端子を4系統備え、うちHDMI 2.1が2つ、HDMI 2.0bが2つとなる。HDMI 2.1はVRRとALLMに対応し、4K120P入力が行えるほか、入力遅延は約0.83msのためゲームに最適だとしている。製作者の意図に合わせた明るさ/コントラスト/色/奥行きに自動調整するゲーム自動画質調整機能や、ズレやカクつきを抑えるFreeSync Premiumにも対応する。

ほか、スマートフォンの画面をテレビで共有できるスクリーンシェア(Miracast/AirPlay2)をサポート。Bluetoothイヤホンを接続することで、テレビの音声をワイヤレスヘッドホンでも再生できる。チューナーはBS4K/110度CS4Kが2基と、地デジ/BS/110度CSが3基。外形寸法は75型が167.4W×103.9H×34.4Dmm、65型が145.2W×91.4H×30.0Dmmとなる。また質量は、75型が48kg、65型が31.5kg。

本日都内で発表会が開催。冒頭には同社代表取締役社長の李 文麗氏が登壇し、「SDGs活動にも積極的に取り組み、日本市場にも恩返しをさせて頂く。ますます愛されるブランドになれるよう引き続き努力してまいります」とコメントした。

執行役員副社長の磯辺浩考氏は今後の事業戦略について、2022年は「高画質ラインナップの拡充とマーケティングの強化」を行っていくと説明。今回発表したU9H/U7HシリーズはNEOエンジンProによって高画質を実現したほか、ユーザーが選べる豊富なサイズを用意したという。

また、「その色は、見えないものまで映し出す。」をキャッチコピーに、「テレビCMをはじめ、さまざまなマーケティングミックスで商品の良さを訴求していく」とのこと。同社がスポンサーとなっているFIFAワールドカップについても、より活用していくという。

加えてハイセンスでは、サービス面も引き続き追求。東西3ヶ所のサービスセンターや365日受付のコールセンターなどにより、「より良い製品・より良いサービスを提供できるよう注力していく」と磯辺氏は意気込んだ。

また、綾野剛さんが出演する新製品のCMを6月下旬から地上波にて全国で放映する。発表会では本人も登壇し、「ぜひこの美しい映像を皆さんにご覧になっていただきたいと思います」とコメントした。