アユートは、同社が取り扱うAstell&Kernブランドの、4.4mm 5極バランス出力搭載のポータブルUSB-DAC「AK HC2」を6月17日より発売する。価格は29,980円(税込)。

「AK HC2」は、2021年4月に発売された初代モデル「PEE51」の後継機として、新たに4.4mm 5極バランス出力(GND接続あり)を搭載するポータブルUSB-DACの新モデル。先日国内発売が発表されていたが、この度発売日や製品の詳細などが明らかとなった。従来機の長所を活かしつつも、低ノイズかつ4Vrmsの高出力、ノイズを限りなく抑える優れたL/Rセパレーションを実現すると説明する。

DACには、Cirrus Logic社製のMasterHIF DAC「CS43198」を左右独立して1基ずつ搭載した、デュアル DAC構成を採用。最大PCM384KHz/32bit、DSD256のネイティブ再生に対応し、高いS/N比と低歪みによる安定した音質を備えるとしている。

オーディオ回路には、超小型な抵抗やコンデンサを使用することで、性能を向上しながら小型化を実現。電源変動を抑制して安定したシステムとオーディオ性能を実現する、テーラード超小型タンタルコンデンサーも搭載する。

また、バスパワーによって消費電力を最小限に抑えながら高出力と高S/N、低歪みを実現したことで、高インピーダンスのヘッドホンの駆動や、高感度イヤホンを使用した際でもノイズフリーで原音に忠実なサウンドを楽しめるという。

コネクターはUSB-Cで、接続した再生機器からの電力を利用するバスパワー方式を採用する。また、USB Type-C to Lightning変換アダプターも付属し、iOSデバイスにも対応する。

また出力構造では、機器からのデジタル信号を2重シールドケーブルを経由してオーディオ回路に入り、その後DACでアナログ信号に変換するというリアオーディオ出力構造を採用。デジタル信号を後から処理することによって、よりノイズの少ない優れたサウンドを実現するとのこと。

ケーブルは、前モデルPEE51と同様に取り外しが不可能な直結型となっており、ケーブルまで含めた総合的なサウンドチューニングを可能にすると共に、より接点を少なくすることでノイズ対策と音質面、使いやすさを両立させたとアピールする。また、ケーブル部にはノイズを最小限に抑え、鮮明でソースに対して忠実なサウンドを実現するデュアルノイズシールドケーブルを採用する。

さらに、銅芯線に錫コーディングを施すことで、腐食防止と引っ張り力を強化し耐久性を高めたほか、ケーブル全体をアルミフィルムで包んで錫メッキ銅線を編みこんだことで、ノイズによる音への干渉を極限まで抑制するとのこと。

外観デザインは、パワフルな性能を象徴するという六角柱形状のアルミボディに、同ブランドのデザイン性である面と線を具現化して、ヘッドホン端子への接続のしやすさを追求した、斜めに走るスロープが特徴と説明する。またフロント部には、パーティングラインと小さなロゴを配置している。

そのほか、Android OS向けに開発した、ボリュームコントロール用の専用アプリ「AK HC」にも対応する。外形寸法は、USBプラグ部が12W×21H×6.5Dmm、ヘッドホン出力部が22.8W×60H×12.1Dmm、質量は約29g。