家電メーカーのアズマは本日7月20日、メディア向けの戦略発表会を開催。新たに同社代表取締役に就任した小川大介氏が登壇し、ドン・キホーテとの協業で7月下旬より順次発売を行うワイヤレスポータブルスピーカー「GRAVスピーカー」の発表を行った。

戦略発表会では新製品の発表に先立ち、6月に株式会社アズマの代表取締役に就任した小川大介氏が挨拶。これまでも同社はドン・キホーテに取り扱い製品を卸しており、「ちょっとしたひと工夫を求めるユーザーに訴求した商品開発を行っている」と説明した。

この度、発表されたGRAVスピーカーは、「モノとしてだけではなく、使う時のノリも価値と考える層」を主な購入層と設定。同社では“マイルドパリピ”と定義する。3,980円〜8,480円という価格レンジ、ワンポイントとなるキャッチーさ、持ち運び等の利便性を考慮し、マイルドパリピに「ノリで買っても良い」と思わせられるというオーダーの下に企画されたとのこと。

ラインナップされた4モデルには、SNSで見受けられた「スピーカーは光った方が良い」などのユーザーからの声を汲み取り、“ノリ=体験”に訴求するものとの考えから、いずれの製品にもLEDリングユニットを装備する。

約220g、最大出力7Wの小型スピーカー「GRV-BS01LB」(想定価格3,980円税別/以下同)は、Bluetooth入力のほか、microSDカードからの音源再生に対応する(サポート最大容量32GB)。連続再生時間約8時間、IPX6の防水性能を備える。

7W出力のスピーカーユニットおよび、LEDリングユニットを2基ずつ搭載する “ダブルリングLEDスピーカー”「GRV-BS02LB」(5,980円)は、今回のラインナップで最も防水等級の高いIPX7に準拠。入力もBluetooth、microSDスロットに加え、AUX端子を1系統装備する。こちらのモデルも連続再生時間は約8時間となっている。縦置き/横置きの設置方法に対応している。

筐体に取手を装備して持ち運びに配慮した“リングLEDキャリングスピーカー”「GRV-BS04LB」(8,480円)は、最大出力15Wのスピーカーユニットを2基装備。上記GRV-BS02LBの入力に加え、さらにUSB入力(サポート最大容量32GB)による音源再生に対応する。連続再生時間は約5時間30分。IPX5の防水性能に準拠する。

上記3モデルのポータブルモデルはいずれも対応フォーマットはmp3のみ、Bluetoothのバージョンは5.0に準拠し、プロファイルはA2DP/AVRCPをサポートしている。

LR間をワイヤレス接続し、ステレオ再生が楽しめるペアスピーカー「GRV-BS03LB」(5,480円)は、最大出力2.5W(片側)約52mm径のユニットを装備。こちらもA2DP/AVRCP プロファイルをサポートするBluetooth5.0をサポートするほか、AUX端子による有線再生に対応する。連続再生時間は約4時間30分となる。

また、これまでノーブランド品として案内していたパーティスピーカーについても型番を「GRV-PS70WA」とし、GRAVスピーカーブランド製品として改めてリリースを実施。本品について「日本市場ではなじみの無いタイプの製品で、取り扱いはチャレンジングだった」と小川氏は振り返るも、ドン・キホーテでの取り扱い開始後は非常に反応が良いとのことで「月販400台ぐらい」と具体な数字を披露した。

発表会にはドン・キホーテのプライベートブランド製品の企画開発を行う株式会社PPIHの鷲津啓介氏も登壇。年間8000万円を売り上げたという「情熱価格サウンドバー」の仕様や外観を小川氏と詰めながら製品化を進めていったとのことだ。

鷲津氏は製品企画の際に「ドン・キホーテに来られるお客様に対し、求めているポイントの提供」「訴求点がドン・キホーテのイメージに即したものかの判断」「手に取られるような価格帯設定」の3つのポイントを重視しているとコメント。

また、アズマサイドからの「ドン・キホーテでスピーカーが何故売れているのか?」との問いに対して鷲津氏は、一般的な販売店ではなかなか取り扱わない製品や目を引くデザインのスピーカーの取り扱いを例に出し、「そういった製品展開を長期にわたり行ってきたことで、現在の売上に繋がっている」と回答。「そこに『ドンキでしか売っていない』という意識が根付き、購入されていく方が多くなっている」と続けた。

“マイルドパリピ”向けという今回発表した製品のコンセプトに関して、鷲津氏は音楽を聴くという“体験"が「光る」といった効果と紐づくことで、より印象的に価値として付加されることに着目。「お客様に引っ掛かる製品になるのではないか」と期待を寄せた。

GRAVブランドについては、製品の見た目・スタイリングという観点からも他社にない提案が大きな魅力であるとし「ドンキでしか扱えない」という専門性が大きな強みであるとアピール。さらに専売ブランドというポイントだけでなく、製品としての面白さもあるブランドだと強調する。「ブランドの隆盛をきっかけに、新たなお客様がドン・キホーテへ足を運んでいただけるようになれば」と今後への意気込みを示した。