本日2022年9月18日、東京・中野サンプラザにて「秋のヘッドフォン祭2022」が開催。本稿では、プロオーディオ製品を出展したソニーをはじめ、テクニクス/MUSIN/HIFIMAN/TAGO STUDIO TAKASAKI/CHIKYU-SEKAI/RearLなどのブースの模様を紹介する。

■ソニー

モニターヘッドホンやマイク、そしてカスタムIEM “Just ear” を展開するプロオーディオ部門として出展したソニーは、Just ear「XJE-MH2R」の新チューニングを公開した。

XJE-MH2Rは、BAドライバー/ダイナミック型ドライバーを1基ずつ搭載するカスタムIEM。注文時に3種類の音質プリセット(チューニング)の中から1つを選ぶことができるのだが、その中のひとつ「クラブサウンド」をこの度リニューアル。従来よりもダイナミック型ドライバーの低域のリッチさ、深みをより活かしたサウンドに再調整したという。

Just earを立ち上げた松尾氏は、近年の音楽トレンドがベースやリズムを強める方向にあることや、新チューニングの音質を引き出せる再生機器が普及したことなどが、「クラブサウンド」刷新のきっかけだと語っていた。

■テクニクス

テクニクスは、完全ワイヤレスイヤホン「EAH-AZ60」「EAH-AZ40」、イヤホン「EAH-TZ700」の3製品を出展し、無線/有線2段構えにて試聴会を実施していた。

取材の段階で特に試聴されることが多かったというのが、完全ワイヤレスイヤホンのEAH-AZ60。実際に試聴した来場者からは、音質、装着感の良さはもちろんのこと、ノイズキャンセリング/外音取り込みそれぞれの効き具合と、モード切替の明確さが評価のポイントになったとのことだ。

ブース担当者も、今後本製品を試す方は、タッチだけでモードを切り替えられる操作性の分かりやすさにも着目してほしいとアピールしていた。

■MUSIN

MUSINは、取り扱いブランドiBassoから発売予定の3つの製品を参考出展した。まず「DC03 pro」は、非常にコンパクトな設計が目を引くUSB-DAC。USB-Type Cと3.5mmステレオミニジャック、2つのボタンを備えたシンプルな構成で、11月ごろに1万2千円程度での発売を見込んでいるそうだ。

2つめはイヤホン「IT05」で、こちらは年内を目処に約4万円を予定。ダイナミック型ドライバー1基のみのシングルドライバー構成で、クリアな音色が特徴だという。

そして3つめはヘッドホン「SR3」。バイオセルロース振動板と強磁力回路を備えたダイナミック型モデルで、これまで同ブランドが発売したヘッドホンの中でも最上位クラスとなる。価格は10万円以内を目指しているとのことだ。

ほか、今秋発売予定のDAP特別モデル「DX320 Edition X」を関東のイベントでは初出展。既存モデル「DX320」をベースに、筐体に「リキッドメタル」や複雑な流線型デザインを採用したモデルとなっており、世界500台の数量限定販売を予定してる。

■HIFIMAN

ハイファイマンジャパンは、現在発売中のヘッドホンの試聴に加え、年内に発売予定というヘッドホン「SUNDARA C」を参考出展した。

モデル名が表すとおり、既存の開放型ヘッドホン「SUNDARA」をベースに密閉型化(Closed)したもので、ハウジングには木材が用いられている。その他多くの仕様はベースモデルと共通とのことで、広い再生周波数帯域と高い解像度を実現する極薄設計の振動板、軽量さと質感を両立するアルミ/皮革ハイブリッドヘッドバンドなどを採用している。価格は現時点で3 - 4万円を見込んでいるそうだ。

■TAGO STUDIO TAKASAKI

TAGO STUDIO TAKASAKIは、同社のヘッドホン/イヤホン全ラインナップを出展し試聴会を実施した。

今年3月に発売した小型モデルの「T3-03」と、そのゲーミングモデル「T3-03(GAMING PKG)」、木材を使ったハウジングが特徴のブランド第1弾モデル「T3-01」、そして唯一のイヤホン「T3-02」の4モデルを展示。既に同社製品を手にしたことのあるユーザーは最新モデルの「T3-03」を、そうでない来場者は「T3-01」から手に取る傾向があったものの、最終的にはその場に並んだモデルを聴き比べることがほとんどと話していた。

■CHIKYU-SEKAI

CHIKYU-SEKAIは、SoftEars、TANCHJIM、水月雨(MOONDROP)など同社が取り扱う豊富なブランドを出展。バラエティ豊かなラインナップを試聴しに、大勢の来場者が訪れていた。

中国以外のイベントでは今回はじめて参考出展するという製品が、水月雨ブランドの平面駆動型イヤホン。天体図のようなデザインをあしらった筐体に14.5mmの平面駆動型ドライバーを搭載。国内価格は2万円前後を予定しているという。

■RearL

RearLは、既存のヘッドホンの音をスピーカーリスニングに近づける、特許取得済みの独自技術をデモンストレーション。イヤーパッドの内側に反射板などを取り付けることで、様々なブランドのヘッドホンに適用できるという。