エミライは同社が取り扱うFiiOの物量投入型トランスポータブルDAC/ヘッドホンアンプ「Q7」を11月25日に発売する。価格はオープンだが、税込134,750円前後での実売が予想される。

同社ハイエンドDAP「M17」のコンセプトを踏襲しつつ、プレーヤー機能を取り除いた単体機を求めるニーズに応えるとするモデル。DACチップには8ch分のDAC回路を備えるESS「ES9038PRO」を採用し、125dBのSN比と0.0003%以下の歪み率を実現したとしている。

USBコントローラーにはXMOS「XU316」を搭載することで、USB Type-C端子からの入力時に768kHz/32bitのPCM音源とDSD512のネイティブ再生が可能。16コアの演算能力を活かすことにより、MQAフルデコードにも対応する。BluetoothチップにはQualcomm「QCC5124」を搭載し、LDAC、aptX Adaptive、aptX HD、aptX LL、aptX、AAC、SBCといったコーデックをサポートする。

ヘッドホンアンプ部分には、FiiOとTHXが共同開発した「THX AAA-788+」回路を左右チャンネルで1基ずつ搭載する。出力は一般的なオペアンプと比べて225%高い、チャンネルあたり3,000mW(DC給電モード/バランス駆動時@32Ω)を実現したとしている。

内蔵バッテリーの容量は9,200mAhで、最大11時間の連続再生が可能。バッテリー駆動に加えてDCアダプターによるDC給電モードを搭載し、ヘッドホンアンプ回路の電源電圧を±8Vから最大±11.5Vまで高めることで、より低ノイズかつハイパワーな再生が行える。

電源部についてはスーパーキャパシターや20基の超低ノイズLDOレギュレーターなどにより、各回路へ安定して電源供給できるよう配慮。またアナログ部とデジタル部の基板は内部で物理的に分離されており、また高導電性銅合金シールドにより、アナログオーディオ信号への内外からの電磁干渉も抑えている。

ヘッドホン端子は4種類で、4.4mmと2.5mmのバランス、6.3mmと3.5mmのシングルエンドを搭載。このうち4.4mmと3.5mmはライン出力に対応する。また入力インターフェースとして、角型光入力、USB Type-C、RCA同軸入力を搭載する。専用アプリ「FiiO Control App」によってスマートフォンなどからワイヤレスで本体設定を行うことも可能だ。

本体には1.3インチのフルカラーIPSを装備し、サンプリングレートやボリュームなどの情報を確認できる。さらに側面にはLEDインジケーターを備え、サンプリングレートやBluetoothコーデックの種類などを発光する色によって表示する。

外形寸法は約158.4×88.5×28.3mmで、質量は620g。ファンつき冷却スタンドと合成皮革製保護ケースのほか、各種ケーブル(USB-C to C・ロング/USB-C to C・ショート/Lightning to USB-C/USB-A to C)やUSB-A to Cの変換アダプター、外付けDCアダプター、AC電源ケーブルなどが付属する。