米ソニー・エレクトロニクスは現地時間2月1日、同社初となる8K&4K/120Hzに対応し、独自の立体音響技術「360 Spatial Sound Mapping」に対応した、主にカスタムインストーラー向けの「ESシリーズ」のAVアンプ新製品4モデルを発表した。また、市販向けの「STR-AN1000」も販売される。ラインナップと米国での販売価格は以下の通り。

■ESシリーズ

・13.2chモデル

 「STR-AZ7000ES」:3,299.99ドル

・11.2chモデル

 「STR-AZ5000ES」:2,099.99ドル

・9.2chモデル

 「STR-AZ3000ES」:1,699.99ドル

・7.2chモデル

 「STR-AZ1000ES」:1,099.99ドル

・店頭向け7.2chモデル

 「STR-AN1000」:899.99ドル

ESシリーズは、「ゼロから設計された」という、主にカスタム市場向けのAVアンプ。高いカスタマイズ性、Control4、Crestron、Savant、OvrCなどとの柔軟な接続性、IP制御などの機能を備えている。

ESシリーズは従来モデルから継承した、オーディオ向けモデルでもおなじみのFBBシャーシを採用。さらにトランスベースを組み合わせ、より剛性や安定製を高め、歪みを抑制した。またシャーシ全体の厚さもさらに高め、ボトムは200%、サイドパネルは120%厚くなっているという。

ESシリーズとSTR-AN1000は、8Kおよび4K/120Hz入力に対応し、ドルビーアトモス、DTS:Xといったサウンドフォーマットに加え、独自の立体音響技術「360 Spatial Sound Mapping」にも対応する。また、DSDのネイティブ再生やBluetoothによるワイヤレス再生、Spotify Connect、Chromecast、Apple Airplay 2などはもちろん、Works with Sonosにも対応し、Sonos製品との統合コントロールも可能となっている。

ESシリーズの最上位にあたるSTR-AZ7000ESは、13.2chに対応し、8K&4K/120Hz対応のHDMI 2.1端子を7入力2出力備えている。

ここからはESシリーズとSTR-AN1000共通の特徴を紹介していく。

スピーカーキャリブレーションは、従来機種にも搭載される補正機能の最新バージョン「Digital Cinema Auto Calibration IX」(D.C.A.C. IX)を搭載。付属マイクでスピーカーの配置を3D測定し、各スピーカーの距離、角度、音圧、周波数特性の補正を行うことが可能だ。異なるスピーカーの位相を合わせる「オートフェーズマッチング」とも連動し、スピーカーの配置や遅延、位相のずれを補正し、高い没入感を提供するとしている。

テレビ内蔵スピーカーをセンタースピーカーとして自動で動作させる「Acoustic Center Sync」を搭載する同社ハイエンドテレビシリーズ「BRAVIA XR」と接続すれば、テレビからの音声とセンタースピーカーからの音声を合成する「サウンド・フロム・スクリーン」に対応し、画面上の人物から直接声が聞こえてくるような臨場感あふれるサウンドを楽しめると同社はアピールする。

ブラビアのクイック設定メニューとシームレスに統合されているため、テレビのリモコンを使ってのアンプの音場やボリューム調整が可能で、複数のリモコンを使用することなく、素早く簡単にコントロールできる。

同社製品とのさらなる拡張性として、オプションのワイヤレスリアスピーカー「SA-RS5」「SA-RS3S」、ワイヤレスサブウーファー「SA-SW5」「SA-SW3」とのワイヤレスで接続をサポート。より没入感の高いシネマ体験を提供する。

HDRフォーマットはHDR10、HLG、ドルビービジョンに加え、IMAX Enhancedをサポート。映画鑑賞だけでなく、HDMI 2.1で策定される4K/120Hz入力やVRR、ALLMにも対応し、ゲームプレイにおいても高いレスポンスを獲得。さらに、BRAVIA XRに搭載される「オートHDRトーンマッピング」や「オートジャンルピクチャーモード」をパススルーし、「PlayStation 5でのゲームプレイをより快適に楽しめる」とアピールしている。