HIFIMANは、R2R方式の回路設計を採用した独自開発DAC「ヒマラヤDAC」を搭載する完全ワイヤレスイヤホン「Svanar wireless」を6月20日(火)に発売する。価格は79,860円(税込)。

これまで同社製ヘッドホンアンプやUSB-DAC/アンプに搭載されてきた「ヒマラヤDAC」を小型化し、完全ワイヤレスイヤホンに搭載したというもの。4月に開催された「春のヘッドフォン祭 2023」内のイベント、「ノムケンLabs!」で行われた新製品発表会にて披露されたモデルが正式に案内される格好だ。

2022年発売の有線イヤホン「Svanar」同様、ダイヤフラムの表面に特殊なメッキ処理を施した「トポロジーダイヤフラム」を採用。表面に幾何学模様状の特殊メッキ処理を施すことで、周波数応答を完璧にコントロールすると説明している。

上記の「ヒマラヤDAC」の搭載により、192kHz/24bitの高音質再生を実現する。これについて同社は既発製品を例に出し「総額300,000円のSvanarとEF400(ヘッドホンアンプ)の組み合わせに匹敵するもので、高音質音源の再生を約95%の音質で達成できる」とアピールする。

機能面では音質に特化した「HIFIモード」、最大−35dBまでのノイズ低減を実現するANCディープノイズキャンセリングを使用する「ANCモード」を搭載する。連続再生時間は、通常使用時約7時間、ANCモード使用時約6時間、HIFIモード使用時約4時間となる。充電ケースはフル充電時で3回までイヤホンの充電に対応する。

イヤホンはBluetooth Ver.5.2に準拠。IPX5相当の防水機能を備える。質量8.0gとなる。