ヤマハは、ハイエンドクラスのサウンドバー「SR-X40A」を11月30日に発売する。価格はオープンだが、市場では税込70,400円前後での実売が想定される。

SR-X40Aは、サブウーファーに加えて高さ方向の音場を再生するイネーブルドスピーカーを内蔵し、立体音響のDolby Atmosに対応したワンボディタイプのサウンドバー。今年7月に発表したスタンダードクラスの「SR-B30A」「SR-B40A」では、カジュアルに良い音を楽しめることがコンセプトだったが、上位機種となる本モデルではカジュアルさと手軽さを兼ね備えながら、ワンボディタイプでも本格的な高音質を追求した。

スピーカー構成は、フロントスピーカーに46mm×66mm 楕円形フルレンジユニット×2基、サブウーファーに75mm フルレンジユニット×2基、そしてイネーブルドスピーカーに52mm フルレンジユニット×2基を採用した3ウェイ/6スピーカーとなっている。実用最大出力は、フロントLRが30W+30W、サブウーファーが30W+30W、イネーブルドスピーカーが30W+30W。

筐体内部には、筐体内の空気の動きを調整することでスピーカーユニットの動作の最適化を図るべく「バックチャンバー構造」を採用。また、本モデル専用設計のバスレフポートも導入し、自然で再現性に優れた中低域再生を実現しているという。

音質においては、同社がホームオーディオ製品で一貫して掲げるサウンドフィロソフィー「TRUE SOUND」を変わらず継承。楽器・声を鳴らしきる「TONAL BALANCE(音色)」、静と動の対比が明瞭な躍動感を表現する「DYNAMICS」、作品のニュアンスからシーンの空気感を表現する「SOUND IMAGE」、この3つの要素を軸として音質調整を行った。

音質傾向について同社の担当者は「リアルなスピーカーとしてイネーブルドスピーカーをワンボディに組み込んだことで、高さ方向の再現性が向上し、とても自然な包囲感を実現しており、高い立体音響サウンドが楽しめる」と、サウンドバー上位機としての特長を語っている。

サウンドモードとして、STEREO/STANDARD/MOVIE/GAMEの4つのモードを用意。また、人の声を聴き取りやすくする「CLEAR VOICE」、低音を強調する「BASS EXTENSION」の2機能も採用する。なおエントリーモデルのSR-B30A/B40Aでは、BASS EXTENSIONにDolby社のチューニングを導入していたが、本モデルのBASS EXTENSIONは、同社独自のチューニングを行っているとのこと。また、サブウーファー単体でのボリューム調整も可能だ。

ワイヤレス機能は、Wi-Fi(2.4GHz)に対応しており、「Amazon Music」や「Spotify」などの音楽ストリーミングサービス再生や、AirPlay 2をサポート。Bluetooth 5.0も採用し、音声コーデックはSBC/AACをカバーする。

コントロールアプリ「Sound Bar Controller」では、電源のオン/オフ、入力切替、ボリューム調整、ミュート、サウンドモードの切り替え、ストリーミングサービスの選択・再生などが操作可能。本モデルはWi-Fi接続が可能なこともあり、SR-B30A/B40Aと異なるコントロールアプリを採用している。

音声アシスタントとして、Amazon Alexaに対応。コントロールアプリでの操作と同様のことが音声入力で操作できるほか、天気やニュース、交通情報を聞いたり、アラームやタイマーを設定するなどのライフスタイルに寄り添う機能も利用できる。

主な入出力端子は、HDMI入力×1、HDMI出力×1、光デジタル音声入力×1、LAN×1、USB(アップデート専用)×1を搭載する。HDMI出力は、eARC/ARCに対応。音声フォーマットは、Dolby Atmos(Dolby TrueHD/Dolby Digital Plus)、Dolby TrueHD、Dolby Digital Plus、Dolby Digital/EX、PCM(8ch)、AACの再生が可能。DTSの音声フォーマットは、別フォーマットに変換して再生する。

カラーバリエーションはブラックのみ1色展開。外観上では、インテリアとの親和性に富んだファブリック素材が採用されていることも特徴となる。消費電力は36W(待機時は0.5W)、外形寸法は1015W×63H×112Dmm、質量は3.9㎏。テレビとの接続用として、光デジタルケーブルを同梱する。