福岡市とLINE FUKUOKAは、防災の日である9月1日から、LINEの機能を活用したオンライン避難訓練「とつぜんはじまる避難訓練」を実施する。LINEアカウントを持っている福岡市在住または通勤・通学している方が対象。それ以外の方は、通知は来るが訓練完了はできない。

福岡市LINE公式アカウントを「友だち」追加して訓練参加の申し込みをすると、9月1日から6日の7時〜21時のどこかで一度、LINE宛に訓練開始のメッセージが届く。そのメッセージに従って避難行動を行うという取り組みだ。スマホだけで完結する、約5分の完全オンライン訓練となる。申し込み期間は8月26日15時から9月5日21時まで。

福岡市とLINEは「情報発信強化に関する連携協定」を締結しており、既に避難所やハザードマップを確認できる機能や、災害の通知が届き開設済みの避難所を案内する機能、まちの損傷を市民から行政へ通報できる機能などを提供している。

しかし機能があっても、実際に使ってみるきっかけがないという方も多いはずだ。新型コロナウイルス感染症拡大により従来のような大勢が一箇所に集まる避難訓練が困難なこともあり、LINEを利用し、実際の災害時のように突然通知が来る今回の「とつぜんはじまる避難訓練」を企画したという。広報アンバサダーには福岡・博多を拠点とするアイドルグループ「HKT48」を起用した。

ただし災害時は通信状況が不安定になることが多い。実際の災害発生時に、このシステムがきちんと動かないというおそれはないのだろうか。

この質問に対し、福岡市 市民局地域防災課の担当者は「完全に保証はできない」としながらも、「他都市での災害時の回線状況などを参照すると、LINEはかなり強かった。なので実際の災害時にもお役立ていただけると思う」と説明していた。