眼鏡ブランドのJINSは、独自に開発した3点式眼電位センサーと6軸モーションセンサーを搭載した “ココロとカラダのセルフケアメガネ” 「JINS MEME(ジンズ ミーム)」を10月14日から発売する。価格はJINSの一部店舗(100店舗)およびオンラインショップでは19,800円(税込)から、Amazonでは23,100円(税込)となる。

JINS直販で販売されるモデルは、メガネタイプの全4型8種(度付きレンズ代込み)とJINSオンラインショップ限定のサングラスタイプ全2型4種(サングラスは度付きレンズ代は別途)。いずれも紫外線透過率0.1%以下のレンズを使用。こちらは、本日10月6日12:00から10月13日23:59まで予約も受け付けている。

Amazon限定モデル「JINS MEME+JINS SCREEN Kit」は、全4型4種を用意。こちらは上述のJINS直販モデルに、度なしブルーライトカットレンズ(税込5,500円)が付帯したもので、別々での購入よりもお得な価格設定となっている。予約販売はなし。

「JINS MEME」は世界初の “自分を見るアイウエア” として、2015年11月に誕生。独自のテクノロジーとして、3点式眼電位センサーと6軸モーションセンサーを搭載する。

具体的には、3点式眼電位センサーがまばたきや視線移動を計測。人間の眼球は角膜側に正(+)の電位を帯びており、視線や瞬きの際に動くことで周辺の皮膚の電位に変化が生じるとし、これをキャッチすることで、まばたきの強さと速度、まばたきの間隔、視線移動の速さから脳の状態を分析する。

6軸モーションセンサーは、3軸加速度センサーと3軸ジャイロセンサーの組み合わせによるもの。頭部の動きから体軸変化を正確に捉え、移動と回転の速度から歩いているかどうか、歩いている時の速さ・強さと偏り、体の傾きなど、カラダのあらゆる動きを測定する仕組みという。

これらの各センサーから得られた情報から、自身のココロとカラダの状態を計測し、結果をアプリで可視化した点が、JINS MEMEの大きな特徴となる。

最新のJINS MEMEは、より通常のメガネのようなフレームデザインを追求。これまでノーズパッド周りとテンプルエンドに分散して格納されていた2つのセンサーとバッテリーを小型化し、その全てを集約して “JINS MEME CORE” としてノーズパッド周りに搭載した。

これにより、COREパーツは約6gと軽量化を実現。かけ心地も向上したとする。なお、このノーズパッドに集約したCOREパーツをフレームに着脱できる技術は特許を取得しているとのこと。

またウエリントン、スクエア、オーバル、ボストンの4種類のフレームデザインを採用。従来からバリエーションを拡大し、好みに合わせて選択しやすくなったとしている。

バッテリーはリチウムイオンで、付属品に充電用クレードルも用意する。連続使用時間は最大約24時間、ジャイロセンサー使用時は約11時間。充電時間は約3時間、インターフェースにはマイクロUSB端子を装備する。

専用アプリ「JINS MEME App」は、24時間分のデータを蓄積できるCOREパーツからの情報をBluetooth Low Energyで接続して取得、独自アルゴリズムで分析するという。

具体的には、姿勢等の計測による「BODY(カラダ)」、没入度・安定度・バイタリティを判断する「MIND(ココロ)」、2種のセンサーを活用して分析される「BRAIN(集中)」の状態を可視化する。

それぞれをより良い状態に整えるためのオリジナルコンテンツも多数搭載。さらにお気に入りのメンテナンスコンテンツを “マイルーティン” や “お気に入り” に登録できる「ルーティン」作成機能も備え、事前に設定したタイミングで通知することも可能。

そのほか、レポート機能で前週・前月とのデータ比較も可能。ランニング時の体の歪みを測定できる「RUN」、運転中の眠気を測定してアラートを出す「DRIVE」、JINS MEME で測定した全情報を一覧で見られる「LIFELOG」機能なども搭載する。

アプリの利用料金は1年間無料。2年目以降は年額5,000円(税込) 、または月額500円(税込)で利用できる。JINSとしては初のサブスクリプションサービスとなる。またアプリはiPhone 7以降、iOS 13 以上で動作。Android版は11月より提供予定とのこと。

従来モデルは2019年には完売するなど大きな反響があったとし、このたび5年以上を費やして研究開発を推進。次世代機として、新たなJINS MEMEが登場する。

同社は、昨今の5G環境の広がりやSNSの発達・普及にともない、いつでも誰とでも繋がることができ、またどこでも働くことができるようになった一方で、「人々の生活におけるオン/オフの境界が曖昧になっている」と説明。

独自のアンケート調査からも、テレワークによって少なくとも心または身体の不調を感じる人は約半数」、「現在の働き方に変わって以前よりもセルフマネジメントを意識するようになった人は半数以上」といった結果が出ているという。

こうした背景から、コロナ渦中で働き方やライフスタイルが大きく変化した今、今より一層 “セルフマネジメント” が必要になってくるとし、次世代機では “ココロとカラダのセルフケアメガネ” として進化させたという。

同社は「現代人の日常課題を、毎日かけるメガネで気軽に解決できる設計」だとアピールする。

また、JINS MEMEを活用したサービス提供を目指すプロジェクト「JINS MEME LAB」も始動する。第一弾には、アバター動画が作れるiOS専用のリアルタイムAR合成スマートフォンアプリ「VTUNER(ヴイチューナー)」を11月下旬にローンチ予定。カメラのモーションキャプチャーを使用せず、JINS MEMEの着用者の動きを反映させて、簡単にアバターを作成できるという。

また第二弾として、「JINS MEME CONTROLLER」と題した研究開発を推進。JINS MEMEを活用して、特別な装置なしに、頭の動きやまばたきからPCやスマートフォンなどを操作できるようにすることを目指しているとのこと。

さらに中国では、子供向け新サービスとしてJINS MEMEを展開する。日本モデルにはない、子供用サイズのフレームを採用し、アプリには集中力の点数測定や傾向把握、ランキング機能などを搭載。受験を控えた10歳から12歳を対象に、学習成果の向上を図るアイテムとして提案するとしている。