今月初め、マイクロソフト(以下「MS」)がXbox初のクラウド(ストリーミング)専用デバイスを今後1年以内に発売する見通しとの噂話が報じられていた。その後にコードネーム「Keystone」なる新たなXbox製品の可能性が浮上し、MSがそれを事実であると認めたことが明らかとなった。

ことの発端は、TwitterユーザーのTero Alhonen氏がデータマイニング(OSなどをデータ解析して未公開の情報を発掘すること)により、「XBOX_KEYSTONE」なるコードネームを見つけたことだ。

その上にある「DURANGO」とはXbox Oneの、「SCARLETT」はXbox Series Xの開発コード名であり、「Keystone」も新型Xboxハードウェアだと推測されたしだいだ。

本件につき、MSはWindows Centralに寄せた声明で「Keystone」が新たなXboxデバイスであることを認めた。その上で「低価格のハードウェア」を通じて、Xbox体験をより身近なものにすることに尽力しているとも述べている。

この「Keystone」がいつ発売されるかは不明だが、Windows Centralによると数年前から開発されており、「6月12日(米現地時間)に開催予定のXbox & Bethesda Games Showcaseには登場しそうにない」として、正式発表までにはあと数か月かかることを示唆している。

低価格のクラウド専用Xboxが準備中であることは、Xbox事業トップのフィル・スペンサー氏が以前も語っていたことで、特に秘密ではない。ただしそれから1年半以上が経過した後に、ようやく具体的な開発コード名が浮上したことは意義があるといえる。

MSが提供中のクラウドゲーミングサービス「Xbox Cloud Gaming」は、インターネット接続環境が良好であれば、iPhoneやiPad、AndroidスマートフォンやPCなどで本格的なXboxゲームをプレイできる。MSのサーバー側でゲームを駆動し、手元のデバイスに映像をストリーミングするしくみのため、強力なハードウェアは必要ない。つまり「クラウド専用Xbox」はコストを抑えやすいわけだ。

またWindows Centralは、MSがテレビメーカーと協力してスマートTV用のクラウドゲーミングアプリを開発中と認めたことも指摘している。

これらの取り組みが実現すれば、Xboxゲーム機を持たない世帯にも定額ゲームサービス「Xbox Game Pass」を普及させ、競合するPlayStation陣営にとって大きな脅威となるかもしれない。

Source:Windows Central

via:9to5Mac

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