人気クレイアニメ『ひつじのショーン』の主人公、ショーンが、来年1月に予定されるAltemis 1ミッションに参加し、ロケットに搭乗することが発表された。

アルテミス計画でNASAと協力している欧州宇宙機関(ESA)は、今年後半に試験打ち上げを予定するアルテミス1号に、人の代わりに乗り込むテストダミーとして「ひつじのショーン」を乗せることにしたという。テストダミーではあるものの、形式的にはアルテミス計画にESAから参加する飛行士第1号になるわけだ。

ESAの有人・ロボット探査部門を率いるデヴィッド・パーカー氏は「これはショーンにもESAにとってもエキサイティングな出来事だ。われわれは彼がこのミッションに選ばれて大変嬉しく思う」と述べ、さらに「これは人間にとっては小さな一歩かもしれないが、仔羊類(Lambkind)にとっては偉大な飛躍だ」と、かのアームストロング船長の名言をアレンジしたコメントを出している。

NASAによればアルテミス1号は、次世代ロケットSLS準備が順調に進めば、早くて8月23日にも打ち上げられるとのこと。ロケットの先端にはショーンとNASAのダミー飛行士「Moonkin Campos」船長が乗り込んだOrion宇宙船が搭載され、この宇宙船は地球から月を往復する約40日の旅に出かけることになる。

ESAは「宇宙船は月の重力で加速し、地球からおよそ50万km離れた月の向こう側7万kmまで推進する」と、その旅程を説明している。

Campos船長は等身大のダミー人形で、固定された状態になっていることから、おそらくショーンは「ゼロGインジケーター」としての使命を帯びて搭乗することになりそうだ。

宇宙船が無重力状態になったことを示すゼロGインジケーターに何らかの人形を使うのは、旧ソ連の宇宙飛行士、ユーリ・ガガーリンが最初に人形を持ち込んで以来の慣例だ。

最近では今年5月、ボーイングのStarliner宇宙船の試験飛行を行った際、ゲーム『Kerbal Space Program』の”ジェブ”こと、ジェバダイア・カーマンがISSに運ばれていた。

ちなみに、今回のショーンの宇宙飛行士デビューに先駆け、ESAは2019年に公開された作品『Shaun The Sheep Movie: Farmageddon(邦題:ひつじのショーン UFOフィーバー!)』を通じ、ショーンに宇宙飛行士としての訓練を施していたとのことだ。

Source: Aardman

via: Engadget

Coverage: ESA