アップルが第2世代のM2チップや、それを搭載した新型MacBook Airおよび13インチMacBook Proを発表したものの、実際に店頭に並ぶのはしばらく先のことだ。そんななか、より強力な「M2 Pro」チップが今年後半に量産が始まるとのアナリスト予測が報じられている。

米9to5Macによると、Haitong Intl Tech ResearchのアナリストJeff Pu氏は、台湾TSMCがM2 Proチップを3nmプロセスで製造すると予想しているとのことだ。ちなみにM2チップは、M1と同じ5nm(ただし第2世代)技術が使われると明らかにされている。

ここでいう「5nm」「3nm」などは半導体の回線幅を意味しており、プロセスルールと呼ばれる。この数値が小さくなればなるほど、一般的に処理能力が向上し、消費電力は削減される傾向がある。M2チップとM1チップの性能差は、おそらくコア設計の改善や、クロック数の向上により実現していると推測される。

有名アナリストMing-Chi Kuo氏は、新型MacBook AirのプロセッサがN5P(アップルの言う第2世代5nm技術)により製造され、性能はM1チップと大差ないこと。さらには、さほど進歩がないチップを「M2」と名付ける可能性を正確に予想していたことがある。

またTSMCが今年後半に3nm製造技術をMacやiPad向けチップに投入する見通しは、台湾の電子部品業界情報誌DigiTimesが報じていたことだ。そのチップ名は「M3」という予想もあったが、発売したばかりのM2との格差を強調しすぎないためにも、技術の世代が異なるチップをあえて「M2 Pro」と呼ぶとも憶測できるだろう。

今年初め、9to5MacはアップルがM2 Proを搭載した新型Mac miniを開発する一方で、Appleシリコン版Mac Pro用にさらに強力なチップを開発しているとの噂話を伝えていた。それとPu氏の情報を合わせて考えれば、M2チップのハイエンド版はすべて3nmプロセスで作られることになりそうだ。

また、Pu氏は次期Mac Proに関連して「アップルの社内サーバー」に言及したほか、3nmチップを搭載した新しいiPadが登場するとも示唆しているという。本当だとすれば、iPadがM2 MacBook Airや13インチMacBook Proを超えるパワーを持つ可能性が高いが、そのために複数のウィンドウをPCのように扱えるiPadOS 16を用意したのかもしれない。

Source: 9to5Mac

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