今秋の「iPhone 14(仮)」シリーズでは、Proモデルのみに最新プロセッサー「A16 Bionic(仮)」が搭載され、標準モデルは昨年と同じA15のままということが確実視されている。だが、その他の部品の改善や設計の見直しによって、iPhone 13より性能が向上するとの噂が新たに伝えられている。

2022年のiPhone 14世代では、ProモデルのみA16搭載との予想は、アップル関連の有名アナリストMing-Chi Kuo氏が主張しはじめたことだ。それに続いて、やはり同社の内情に詳しいBloombergのMark Gurman記者が、今年の標準モデルは「昨年のA15または亜種に留まる可能性が高い」と同意し、さらに台湾の調査会社TrendForceも肯定していた。

これが本当だとすれば、2017年のiPhone 8とiPhone X以来の、「最新iPhoneの全モデルに同じ最新チップを搭載」という方針からの大きな転換となる。たとえばiPhone 13世代でもすべてA15チップを採用しており、性能の差別化はRAM容量(標準モデルは4GB、Proモデルは6GB)の違いなどによって図られていた。

では、iPhone 14標準モデルは13と同じ性能かといえば、有名リーカーShrimpApplePro氏はそうではないという。氏のツイートによれば、iPhone 14は「一部の古いハードウェア」を残してはいるものの、13シリーズよりも全体的なパフォーマンスがある程度向上するとのことだ。これには新たなセルラーモデムや改善された内部設計などの変更が寄与するという。

ShrimpApplePro氏は言及していないが、これらの改善点にはRAMの増量が含まれている可能性もある。ちょうど7月下旬、台湾の電子部品業界情報誌DigiTimesが、iPhone 14の全モデルに6GB RAMが搭載されると伝えていた。つまり前世代よりも2GB増量されるというわけだ。

「最新A16はProモデル独占」の噂が囁かれた当初は、半導体不足に対応するための、苦肉の策と見られていた。だが後にKuo氏は、来年以降もエントリーやミッドレンジ(廉価モデルのSEシリーズやフラッグシップの標準モデル)には最新チップが搭載されなくなると主張していた。仮にそうなったとしても、プロセッサー以外の部品や設計の改善によりパフォーマンスの向上が実現するのかもしれない。

Source: ShrimpApplePro(Twitter)

via: MacRumors